Squash Vegetable | Cultivation
カボチャは ウリ科 カボチャ属 に分類される野菜になります。
原産地はアメリカ大陸のようです。
カボチャの栽培は広い畑での栽培が有利ですが、家庭菜園でも工夫して栽培を楽しむこともできます。
ミニカボチャはツルが長く伸びますので、あんどん仕立てでミニカボチャ栽培をする場合は、ツルを上手に支柱に誘引することで、ミニカボチャの栽培と収穫とを楽しむことができます。
このページではあんどん仕立て育てるミニカボチャの育て方を記載しておりますので、カボチャ栽培の一助としてお役立てください。
ミニカボチャの苗の植え付け

Squash Vegetable | Planting
ミニカボチャの苗を園芸店で購入しましたので、さっそく苗を丸型のプラスチックプランターに植え付けました。
鉢は「菜園ポット380」(アイカ製)で、土の容量が約21リットル入る丸型のプラスチックプランターを使用しています。
サイズは径が38cm、高さが35cmのようです。
植え付けに使った土は、野菜などの栽培で使われる一般的な園芸用土を使っています。
また、鉢にはあらかじめ鉢底石を適量入れて、排水性が良くなるようにしています。
ミニカボチャの苗を植え付け後は、日当たりが良く風通しの良い環境に鉢植えを置いて、たっぷり水を与えて栽培スタートです。
ミニカボチャの親ヅルの摘心
Squash Vegetable | Plant Care

ミニカボチャの苗は、親ヅルを摘心をして子ヅルを伸ばすようにしています。
摘心は、本葉5枚を目安にして親ヅルの先端を摘心しました。
摘心後、伸びてきた子ヅルは3本残すようにしています。
それ以外の子ヅルは、取り除くようにしました。
摘心後に伸びてきた子ヅル3本を中心に、今後は着果させていきます。
子ヅルは絡み合わないように、バランスよくあんどん支柱に誘引しながら管理することが有効です。
孫ヅルは、あんどん仕立てにした樹形全体の風通しが悪くなってしまいますので、気が付く範囲内で取り除くようにしています。
ミニカボチャの人工授粉
Squash Vegetable | Flowers
ミニカボチャは黄色い小さな花を咲かせ、雄花と雌花とを咲かせます。
雄花は花の下の部分に膨らみがなく、雌花は花の下の部分に膨らみがあることで区別することができます。
ミニカボチャは人工授粉をして着果させることが推奨されていますので、人工授粉を積極的に行っています。
人工授粉は朝早くに行うことが有効です。
人工授粉の具体的な方法は、初めに雄花を摘み取ってから花弁を全て取り除きます。
次に雌花の柱頭に雄しべの花粉を優しくこすり付けて、人工受粉は完了です。
受粉に成功すると、やがて着果してミニカボチャの実が付きます。
着果させる位置は、子ヅルの10節目以降に着果させるようにしていますので、10節目以降に咲いた雌花に人工授粉させています。
10節目以降に咲いた雌花に人工授粉をする理由は、10節目あたりまで子ヅルが育っていれば、株が充実して根も良く育っているため、着果も安定すると考えるためです。
また、株の負担を減らすために、10節目より手前に咲いた雌花は摘み取るようにしています。
あんどん仕立てで栽培をする場合は、子ヅルが混み合ってくると何節目かを数えるのが難しくなってきますので、5節ごとに子ヅルに目印を付けておくことも有効です。

カボチャの子ヅルが長く伸びてきました。
写真はちょうど10節目をあんどん支柱に誘引して縛っています。
子ヅルの10節目以降に着果させる予定なので、10節目以降に咲いた雌花に人工授粉させようと思います。
ミニカボチャの肥料
Squash Vegetable | Fertilizer
ミニカボチャに与える肥料は緩効性の固形肥料を与えてています。
追肥の時期は、初めに着果したミニカボチャが5cmくらいに育った段階で与えています。
追肥の方法は、株元より少し離れた辺りに適量の固形肥料をバランスよくまいた後、土と軽く混ぜ合わせて施肥は完了です。
肥料の与えすぎもよくないので、肥料の分量は取扱欄を参考にして適量を施すようにしましょう。
2回目の追肥は、1回目の追肥より20日ほど日にちを空けることを前提として、ふたつ目に着果したミニカボチャが5cmくらいに育った段階で、ひとつ目の着果の際の追肥の作業と同様に、株元より少し離れた辺りに適量の固形肥料をバランスよくまいた後、土と軽く混ぜ合わせて施肥は完了です。
ミニカボチャの収穫
Squash Vegetable | Harvest
ミニカボチャは着果後に徐々に大きく成長してきますので、大きく育った実が地面に落下しないように、ネットなどを使って実を支えています。
ミニカボチャの収穫は、ヘタの部分が枯れて薄茶色のコルク状になった頃を目安にして、ヘタを剪定ばさみで切って収穫します。
ミニカボチャの病気の予防
Squash Vegetable | Sickness
カボチャの栽培では葉がうどんこ病にかかってしまうことが多い印象です。
今のところ、うどんこ病などの病気にかかることなく元気に育ってくれています。
日当たりが良く風通しの良い環境で育てることが、うどんこ病などの病気の予防として有効です。
ミニカボチャの害虫対策
Squash Vegetable | Insect

カボチャの栽培ではウリハムシの被害に合うことが多い印象です。
ウリハムシは、カボチャやキュウリなど、ウリ科の植物の葉を食害する害虫なので、見つけたら取り除くようにしましょう。
ウリハムシは、次から次へと飛んできますので、日頃から株の様子を確認しつつ、見つけたらこまめに葉から取り除くことが有効です。
ミニカボチャ料理
Squash Vegetable | Cooking
収穫したカボチャは色々な料理で使うことができます。
カボチャの煮物、カボチャの天ぷら、カボチャコロッケなど、カボチャを使った料理は種類が豊富なので、いろいろな料理で楽しめます。
家庭菜園で育てたカボチャは、普段食べているカボチャよりも、より甘く美味しく感じられることでしょう。