ジャガイモは、日本では馬鈴薯(ばれいしょ)とも呼ばれています。
ナス科ナス属の多年草の植物になり、地下茎が芋の一種として食用とされます。
ジャガイモは、現代では世界中で栽培がされておりますが、原産地は南アメリカ大陸のアンデス山脈になります。
世界へ広がった背景には、大航海時代以降にジャガイモがヨーロッパへと知れ渡りました。
今日ではジャガイモを使ったポテト料理は、ドイツやアメリカまで幅広く人気があります。
目次
ジャガイモの植え付け
種芋をプランターに植え付ける
ジャガイモの栽培には、種芋を用意して植え付けを行うようにします。
種芋は、ジャガイモの栽培シーズンになる春先に、園芸売り場などで販売がされております。
早速ジャガイモの種芋の植え付けを行いました。
植え付けは、大きめのプランターに二つ植え付けました。
用意した種芋は、サイズがそれほど大きくなかったので全粒で使用し、種イモは切らずにそのまま植え付けました。
株間は25cm程度にして、覆土は5cmから6㎝程度を目安にし、最後に土をしっかり被せて種芋の植え付け完了。
植え付け後は日当たりが良く風通しの良い場所にプランターを置いて栽培スタートです。
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ジャガイモの芽かきと土寄せ
芽かきの作業と土寄せ
植え付けを行った後のジャガイモは、芽がぐんぐん成長して伸びてきます。
芽が5cm程度伸びてきたら芽かきを行います。
芽かきの方法は、大きめの芽を3本ほど残して、他かの芽は種芋の根元からかき取るようにします。
芽かきを行った後は、追肥と土寄せを行います。
株元付近に適量の固形肥料をまき、土と軽く混ぜ、そして株元に土を寄せます。
株元に土寄せを行うことによって、根の露出を防ぎ、根の肥大化を促すことに繋がりますので、追肥と土寄せは同時に行うことが効率的です。
ジャガイモの追肥
芽かきを行った際に行う追肥の他に、草丈が30cmほどに成長したら、二度目の土寄せと追肥を行います。
ジャガイモは肥大化するにつれて、地表に出てきてしまうことがありますので、土寄せを行って地中に埋めるようにします。
追肥の方法は芽かきの際の追肥と同様に、株元付近に適量をまくと同時に軽く土と混ぜてから、株元に土寄せを行って根の露出を防ぐようにします。
肥大化したジャガイモは、成長の途中で太陽光に当たると緑色に変色しだし、有害物質であるソラニンの含有量が増えてしまいます。
緑色のジャガイモは、食中毒を起こしてしまいますので注意が必要です。
住友化学園芸のマイガーデンベジフルは、野菜や果樹などの栽培に適した固形タイプの肥料になり、肥料の効果はおよそ、3カ月程度持続します。
マイガーデンベジフルは、土の上に固形肥料をばらまくだけで、肥料成分が効いてくれますので簡単に追肥を与えることが出来ます。
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ジャガイモの収穫
ジャガイモの収穫方法
ジャガイモの収穫時期は、6月中旬頃からが春植えジャガイモの収穫時期になります。
茎葉が黄色く変色して半分以上枯れた頃が目安となります。
また、土壌の水分が多い日はジャガイモが腐りやすくなりますので、土壌が乾燥している晴天の日に収穫するようにします。
収穫したジャガイモは、風通しのよい日陰で土が乾燥する程度に乾かしてから早めに取り込みます。
長時間、太陽光に当ててしまうとソラニンの含有量が増えてしまいますので注意しましょう。
また、ソラニンは早く収穫しすぎても残るので注意が必要です。
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ジャガイモの花
ジャガイモはナス科であるため、ナスに似た花が咲きます。
花は結実すると、ミニトマトに似た容姿をした実がなります。
花は咲いたままにすると、ジャガイモの成長に必要な栄養分が結実のために消費されてしまいますので、
花はできれば咲く前に取り除くようにします。
開花してしまったら花は摘んで取り除くようにします。
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ジャガイモの害虫と病気
ジャガイモの栽培では害虫被害にあうことがあります。
害虫は見つけ次第、取り除くようにします。
また、疫病やそうか病にかかってしまうことがあります。
病気を防ぐには、しっかりした種芋を選んで栽培をすることが大切です。
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ジャガイモを料理で使う
収穫したジャガイモは、料理で使うことが出来ます。
ジャガイモは、ドイツ風の料理としては「ジャーマンポテト」、アメリカ風の料理ではフライドポテト、日本では「じゃがバター」などが人気ですね。
今回栽培した種芋は、ポテトサラダや汁物などに向いているジャガイモ品種のようなので、調理ではポテトサラダやスープ料理がオススメのレシピとなります。
写真は、収穫したジャガイモを使って調理したポトフの写真です。
ポトフはフランスの家庭料理のひとつになります。
野菜やソーセージなどの肉をじっくり煮込んで作るポトフは、野菜の旨味がスープに出ますので、家庭菜園で育てた野菜を味わうにはちょうど良い料理になります。
自分で育てて収穫したジャガイモは、普段食べているジャガイモよりもきっと美味しく感じられるはずです(笑)
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