Okra
オクラは アオイ科 トロロアオイ属 に分類される植物になるようです。
原産地はアフリカ北東部になるようです。
一般的に多く出回っているオクラは、実の断面が五角形(星形)になるのが大きな特徴になり、家庭菜園で育てる野菜としても人気があります。
このページでは苗から育てるオクラの育て方を記載しておりますので、オクラの栽培の一助としてお役立てください。
オクラの苗の植え付け

Okra | Cultivation
オクラの苗は密植栽培ができるように、数本分を1ポットにまとめて販売されていることが多い印象です。
1ポットの苗の本数が多いので、苗を分けてひとつずつ植え付けるのが良いように思えますが、密植して栽培をするメリットがあります。
密植栽培と言って、苗を分けずにそのまま複数本分の苗を1穴に密植して植え付けることにより、それぞれの株の樹勢が抑えられ、樹高も低く栽培ができるようになります。
そうすることで実の生育が緩やかになるので、柔らかい実を収穫しやすくなります。
オクラの苗を植え付けるのに使用したプランターは中型サイズのプランターになります。
プランターのサイズは、幅が51.6cm、奥行きが34cm、高さが26cmで容量は28リットルになります。
オクラの苗の植え付けを行った時期は4月の中旬になります。
プランターにはあらかじめ鉢底石を適量入れて水はけが良くなるようにしています。
用土は一般的な野菜用の園芸用土を使って植え付けをしました。
苗の植え付け後はたっぷり水を与えて、日当たりが良く風通しの良い環境にプランターを置いて栽培スタートです。
オクラの花
Okra | Flower
オクラの花はクリーム色の綺麗な花を咲かせます。
オクラの花は、観賞も楽しめる美しい花を咲かせますので、オクラの栽培では花の観賞も楽しめますが、開花後は短い時間で萎んでしまいます。
開花後は結実するとやがて実が付きますので、収穫までは丁寧に栽培を継続していきます。
オクラの実の収穫
Okra | Harvest
オクラの実は収穫サイズに育ったものから順次、収穫をしていきます。
収穫が遅れると実が固くなってしまい、食感が悪くなってしまいますので、収穫のタイミングを逃さないようにしましょう。
また、実を収穫することによってその他の結実した実に、より多く栄養を届けることにもつながりますので、収穫を随時行っていきましょう。
また、オクラの実には産毛(細いトゲ)が生えていますので、収穫の際には園芸用の手袋をしてから実を収穫をすることが有効です。
オクラの摘葉
Okra | Plant Care
オクラの葉は摘葉をすることが推奨されます。
オクラの摘葉は、収穫した実の下に付く葉を2枚ほど残して、それより下の葉はすべて根元から切って取り除くようにしています。
摘葉することにより、株の風通しが良くなり病気の発生を抑えることにつながります。
また、その他の結実した実に、より多く栄養を届けることにもつながりますので、実を収穫すると同時に摘葉をするようにしています。
また、株が充実してくると、わき芽も多く伸びてきますので、摘葉すると同時に芽かきをしてわき芽もこまめに取り除くようにすることが有効です。
オクラの仕立て
Okra | Plant Care
オクラは株が充実してくると草丈が高くなってきますので、支柱を使って株を支えてあげることが有効です。
オクラの追肥
Okra | Fertilizer
オクラには追肥を行って肥料を施すことが有効です。
オクラのプランター栽培では、1番花が咲いた頃を目安に追肥を与えています。
緩効性の固形肥料を株元付近に適量ばらまいて、土と軽く混ぜ合わせるようにして追肥を与えています。
あとは株の様子を見ながら補助的に液体肥料を与えることも有効です。
液肥は速効性がありますので、株に栄養を早く届けることが出来ます。
最近花付きが悪いなと感じた時や、実の成長が遅いなどと感じた時、株の成長具合が遅いと感じられるときには液体肥料を補助的に与えてみることも有効です。
このように緩効性肥料の固形肥料と速効性のある液体肥料とを、組み合わせて株に栄養を与えることはとても有効な追肥の方法となります。
オクラの病気の予防
Okra | Sickness
オクラの栽培ではいまのところ病気にかかってしまったことがありませんので、病気に対しては強い印象があります。
病気に対しては、日当たりが良く風通しの良い環境で育てることが有効です。
オクラの害虫対策
Okra | Insect
オクラの栽培では、目立った害虫の被害に合ってしまったことが無いので、害虫に対して強い印象があります。
栽培の途中で、害虫による食害に合ってしまった場合は、その都度、追記をしていこうと思います。
オクラとマリーゴールドの寄せ植え コンパニオンプランツ
Okra | Marigolds | Companion Plants
プランターで育てているオクラにはマリーゴールドを植え付けて寄せ植えを楽しんでいます。
マリーゴールドは害虫に対して忌避効果があるとともに、花が咲くとプランターが華やかに見えますので、ミニポタジェとしても楽しめるように、オクラとマリーゴールドとを混植して栽培しています。
マリーゴールドはタネをプランターに直接まくのではなく、連結ポットを使ってマリーゴールドのタネをまき、ある程度まで育ててからプランターに植え付けています。
連結ポットを使って育苗したマリーゴールドを植え付ける方が、プランターの手入れが楽になりますので、育苗した苗を植え付けています。
プランターの空いたスペースに、マリーゴールドを左右に一株ずつ植え付けて、オクラの栽培とともにマリーゴールドの栽培も行っています。
コンパニオンプランツに関しての注意点
コンパニオンプランツについて
Companion Planting
・コンパニオンプランツは、植物の相性や特徴を利用した栽培方法になりますが、必ず防虫効果や病気の予防効果が得られるとは限りません。
・一般的に相性が良いとされる寄せ植えの組み合わせが、必ずしも正しいとは言えない場合もありますのでご注意下さい。
・それぞれの植物の生育状況などにより、コンパニオンプランツとしての効果が十分に得られない場合もあります。
・コンパニオンプランツを目的とした混植は、あくまで植物栽培の補助的なものとして行うことが望ましいです。
・また、記載したコンパニオンプランツとしての組み合わせが、悪い効果、悪い結果を生み出してしまう可能性もありますので、混植は自己責任でお願いします。
これらの点に留意しながら、キッチンガーデン作りを楽しみしましょう。