メロンの育て方 鉢植えであんどん仕立てで育てる

How to Grow Melon

メロンはウリ科キュウリ属に分類される果実的野菜になります。
原産地はインドとされているようです。
メロンの栽培は畑に地植えして栽培をすることが有利ですが、プランターや鉢植えなどの家庭菜園でも上手に育てれば栽培と実の収穫とが楽しめます。
鉢植えで栽培をする場合は、あんどん仕立てで栽培をすることがおすすめです。

このページでは鉢植えであんどん仕立てにしたメロンの育てを記載しておりますので、鉢植えで育てるメロン栽培の一助としてお役立てください。

メロンの苗の植え付け

メロンの苗の植え付け
メロンの苗の植え付け

Melon | Planting

メロンの苗を園芸店で購入してきましたので、さっそく鉢に植え付けをしていきます。
鉢は「大和プラスチック グロウコンテナ 35型 」を使用しています。
サイズは、41cm(幅)、35cm(直径)、33.5cm(高さ)、土の容量は18リットル入ります。

用土は一般的な野菜などで使う園芸用土を使って苗の植え付けを行っています。
また、鉢にはあらかじめ鉢底石を適量入れて、水はけが良くなるようにしています。
鉢底石を入れることによって、排水性が高くなりますので鉢底石はおすすめです。

メロンの苗は浅植えが基本になりますので、ポットから取り出した根鉢は深く植え過ぎないように、鉢の土の表面より少し根鉢を浮かす程度で植え付けました。
苗を浅植えにすると、栽培日数が経過するとともに株元の根が地表に露出して見えてくることがありますので、そのような時は株元に軽く土寄せをして根を埋めて隠すようにします。

メロンの苗の植え付け後は、たっぷり水を与えて、日当たりが良く風通しの良い環境で育てていきます。

メロンのあんどん仕立てと着果

Melon | Plant Care

メロンをあんどん仕立てで栽培しておりますので、実際にどのようにして栽培をしているかを記載していきます。

初めに親ヅルの本葉が5枚から7枚ほど付いてきた段階で、本葉を5枚残して先端を摘心します。
次に元気の良い子ヅルを2本残してその他の子ヅルは根元から切って取り除きます。
子ヅルは20節まで伸ばした後、先端を摘心します。

孫ヅルは、子ヅルの10節目から20節目の間から伸ばし、孫ヅルに咲いた雌花に着果させます。
人工授粉で雌花に着果させた孫ヅルは、幼果が少し大きくなった段階で葉を2枚残して孫ヅルの先端を摘心します。

子ヅルの10節目より前から伸びた孫ヅルは、根元で切って取り除きます。
その他の孫ヅルは放任します。

メロンのあんどん仕立てでは、1株で2個から4個ほど着果させる予定です。

メロンの人工授粉

Melon | Flowers

メロンには人工授粉させて着果させることが基本です。
花は雄花と雌花とがあり、雄花は花の下の部分に膨らみがなく、雌花は花の下の部分に膨らみがあることで区別することができます。

人工授粉は早朝に行うことが有効とされていますので朝早くに行いました。
人工授粉の具体的な方法は、初めに雄花を摘み取ってからすべての花弁を取り除きます。
次に雌花の柱頭に、雄しべの花粉を均等に優しくこすり付けて人工受粉は完了です。
人工受粉が成功すると、やがて着果してメロンの実が付きます。

メロンの摘果

Melon | Plant Care

人工授粉で着果させた幼果以外は摘果をして取り除いています。
摘果を行うことによって、人工授粉で着果させた幼果の成長を促すことにつながりますので、摘果をして幼果の数を管理することが有効です。

メロンの肥料

Melone | Fertilizer

メロンに与える肥料は緩効性の固形肥料を与えてています。
追肥の時期は、初めに着果したメロンが5cmくらいに育った頃を目安に与えています。

追肥の方法は、株元より少し離れた辺りに適量の固形肥料をバランスよくまいた後、軽く土を被せて施肥は完了です。
肥料の与えすぎもよくないので、肥料の分量は取扱欄を参考にして適量を施すようにしましょう。

2回目の追肥は、1回目の追肥より20日ほど日にちを空けることを前提として、ふたつ目に着果したメロンが5cmくらいに育った段階で、ひとつ目の着果の際の追肥の作業と同じように、株元より少し離れた辺りに適量の固形肥料をバランスよくまいた後、軽く土を被せて施肥は完了です。

メロンの収穫時期

Melon | Harvest

着果したメロンが大きく成長し、ヘタから簡単に実がとれそうになった段階で収穫しています。
また、実から芳香がかすかに漂ってくることも収穫時期の目安になります。
メロンの収穫が遅れると、実が自然に落下してしまうこともありますので、収穫前にはネットを使って実がぶら下がるようにして、土の上に落下しないようにしておくことも有効です。

メロンの病気の予防

Melon | Sickness

メロンの栽培では、葉がうどんこ病にかかってしまうことが多い印象です。
うどんこ病は、葉に日があまり当たらなかったり、株の風通しが悪い場合に発生してしまう印象がありますので、日当たりが良く風通しの良い環境で栽培をすることがうどんこ病の予防には有効です。

メロンの害虫対策

Melon | Insect

メロンの栽培ではウリハムシの被害に合うことが多い印象です。
ウリハムシは、スイカやメロン、キュウリなど、ウリ科の植物の葉を食害する害虫なので、見つけたらこまめに取り除くようにしましょう。
今のところ、目立ったウリハムシの食害には合ってはおりませんので、今後、ウリハムシなどの害虫の被害に合ってしまった段階で追記をしていこうと思います。


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