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プリンセス ドゥ モナコ 薔薇の品種紹介
プリンセス ドゥ モナコは、木立ち性のバラ品種になります。
系統は「HT ハイブリッドティーローズ」に分類され、花形は半剣弁高芯咲きで、いわゆる薔薇らしい咲き方をします。
発表年は1981年で、フランスのメイアン社によって作出されました。
メイアン社はフランスのバラの有名な生産会社で、他にも「黒バラで人気のあるパパメイアン」「ダブルノックアウト」「平和を象徴するバラ ピース」と言った有名なバラ品種を数多く作出してきた老舗のバラ育苗家になります。
プリンセス ドゥ モナコは、大輪咲きで、白とピンクのグラデーションカラーがとても綺麗で、可憐に咲くそのスタイルがとても強く印象に残ります。
また、モナコ公国王妃の元女優、 故グレース ケリー へ捧げられたバラとしても知られ、古くから今日に至るまで幅広く愛されているロングセラーのバラ品種になります。
このページではそんな「プリンセス ドゥ モナコ」の育て方を記載しておりますので、栽培方法の一助としてご参照下さい。
目次
- プリンセス ドゥ モナコ バラの苗の植え付け
- プリンセス ドゥ モナコ バラの株の植え替え
- プリンセス ドゥ モナコ バラの花
- プリンセス ドゥ モナコ バラの花の切り戻し
- プリンセス ドゥ モナコ バラのドライフラワー
- プリンセス ドゥ モナコ バラに固形肥料を与える
- プリンセス ドゥ モナコ バラに活力剤を与える
- プリンセス ドゥ モナコ バラの害虫と病気の予防
- プリンセスドゥモナコ 蕾の食害
- プリンセスドゥモナコ ベーサルシュート
- プリンセスドゥモナコ 台風予防
プリンセス ドゥ モナコ バラの植え付け
バラの新苗の植え付けは、4月5月6月頃が最も適したシーズンになります。
ということで、バラの植え付けは5月の中頃に行いました。
植え付けに使用した鉢は、素焼きの鉢、テラコッタの8号鉢を用意しました。
8号鉢位が、バラの新苗の植え付けには程よい大きさになります。
そして鉢の底に鉢底石を適量敷き詰めて、バラ専用の用土を用いて植え付けていきます。
植え付け時には、接ぎ木部分を直接持ったりしないように気を付けて、優しく植え付けていき、最後に鉢底から十分流れ出る程度に水を与えれば植え付けは完了です。
植え付けの際に注意するポイントは、
接ぎ木部分を持たない事、接ぎ木部分は地中に植え込まない事、この二点です。
接ぎ木部分は、新苗の段階では非常に弱いので、強い衝撃を与える事は非常に危険です。
また、接ぎ木部分は用土の中には埋め込まずに、少し土の上に出るようにして植え付けるようにします。
無事に植え付けが完了したら、後は日当たりが良く風通しの良い環境で栽培を続けていきます。
この段階で、栽培に適した環境が整っていれば良いのですが、日当たりがあまり良くなかったり、風通しが少し悪いと言った栽培環境も有るかと思います。
極端に言えば、日当たりが悪い半日陰でも風通しが悪くてもバラは育ちますが、
その分、花付きが悪かったり、病気がちになったり、害虫にやられやすくなったり、生育が遅いと言った問題が出てきます。
それらの問題を克服しつつバラを育てる事は、非常に難しい栽培になります。
ましてや新苗の状態では株もまだ充実しておらず、当然、根もまだか細く弱いです。
その為、新苗からバラの栽培を始める場合は、少しでも良い環境で栽培を継続する事が大切です。
株が十分に充実してくる数年後から、日照条件の悪い半日陰での栽培を試みるなどの段階を踏んだ栽培方法をとった方が無難と言えます。
プリンセス ドゥ モナコの株の植え替え
バラは鉢植えで栽培していると、鉢の大きさ一杯にまで株が成長して、やがて根詰まりを起こします。
根詰まりを起こしたバラの株は、成長が阻害されて成長速度が鈍くなり、
株は病気になりやすくなるなどしますので、植え替えが必要になります。
プリンセス ドゥ モナコの株の植え替えを行った時期は、4月中旬になります。
テラコッタの8号鉢での栽培は、そろそろ鉢の大きさと株の大きさとでバランスが悪く感じられましたので、
大きめの鉢に植え替えることにしました。
写真は、8号鉢から株を引き抜いた後、根鉢を軽くほぐした写真です。
根鉢は軽くほぐして古い根をむしり取り、新たな根が生えやすくなるように植え替え前にほぐしておきます。
植え替えは、8号のテラコッタから、丸型のプラスチックプランターに植え替えました。
丸型のプラスチックプランターの大きさは、土の容量は20リットルで、
直径36cm、高さは37.5cmになります。
「大和プラスチック ローズガーデンポット 36型 オーカーベージュ」
植え付けていた8号のテラコッタの鉢は、土の容量が約5リットル程度で、
植え替えに使用したプランターの容量は20リットルになりますので、
株も隙間にゆとりが出来て、新しい根が生えやすい環境になります。
植え替えに使用した用土は、バラの苗の植え付けの時と同じようにバラ専用の用土を使いました。
また、プラスチックプランターにはあらかじめ適量の鉢底石を入れておき、水はけを良くするようにしております。
無事に植え替えが完了したら、たっぷり水を与えて植え替え作業は以上となります。
植え替えを行う際は、枝の剪定を軽く行い樹形を整えておくと、
植え替えの作業がスムーズに行えますので、剪定と植え替えはセットで行うようにします。
プリンセス ドゥ モナコの花
花形は半剣弁高芯咲きでピンクの縁と白色のグラデーションが特徴になります
また、四季咲き品種になりますので、春と秋の二回、開花を楽しむ事が出来るバラ品種になります。
ハイブリッドティーローズらしい大輪の綺麗な花を咲かせます。
大輪で綺麗に咲かせる為には、十分な日光と肥料が重要になります。
蕾を付けた後、悪天候により陽射しが悪い日が続いたり、雨降りが続いたり、必要な栄養分が足りていなかったりすると、開花せずに蕾の状態で枯れてしまったり、開花したとしても花弁が十分に開ききらずにそのままの状態で咲ききってしまう事もあります。
また、株がまだ小さなうちは上手く咲ききらないこともありますが、
株が充実して大きくなると、安定して満開に開くように咲きますので、
植え付けから2年、3年ほどは、株を大きくすることを優先していきます。
ハイブリッドティーローズに限らず大輪のバラの花は、蕾が少し開いた咲き加減から花弁が開ききるまで咲いた状態までを楽しむ事が出来ます。
バラの花弁の開き具合は、人それぞれ好みによって美しいと感じる花弁の開き具合の範囲が違ってきますが、花弁は最終的には開ききり、雄蕊と雌蕊が見えるまで咲いて初めて咲ききったと言えます。
大輪の花は、蕾が開ききる前もそれはそれで絵になるように綺麗な物ですが、完全に開いて咲いた状態も見事な物です。
花を最後まで綺麗に咲かせる為には、十分な陽射しと前もって肥料を与えておくことがポイントになりますので、開花のシーズン前には肥料は適切に与えておき、少しでも日当たりの良い環境で栽培するようにしましょう。
木立ち性のバラ品種は、株が充実している事を前提として、適切な手入れと適度な剪定を前もって行っておけば、花数が一気に増え、同じ時期に一斉に開花しだすので、つるバラとはまた違ったバラ観賞の楽しみ方が出来ます。
プリンセス ドゥ モナコ バラの花の切り戻し
バラの花は咲いた後、切り戻しを行う事が大切です。
バラの花の切り戻しとは、開花したバラの花を茎ごと切り落とすバラの日常的な手入れ作業のひとつになります。
切り戻しの手入れは、写真のように花の少し下に付いている葉も含めて茎ごと切り落とすようにします。
バラの花は、開ききると後は枯れていくのみになりますので、花が咲ききって十分に観賞を楽しんだ後は、積極的に切り戻しの作業を行うようにします。
切り戻しを行う事によって、他の枝に付いている蕾の開花を促したり、株に余計なエネルギーを消費させなうように樹形をコントロールする事にも繋がりますので、開花しきった花は切り戻して落とすようにしましょう。
また、バラの花の切り戻しの手入れ作業は、樹形を整える剪定も兼ねた手入れになりますので、開花した花は花びらが散りだしてしまう前に切り落とすことが有効なバラの手入れ作業になります。
プリンセス ドゥ モナコ ドライフラワー
切り戻したバラの花は、そのまま捨ててしまうのは忍びないですよね。
筆者も切り落とした花の使い道は無いものかと常々感じておりました。
そのような事もあって、バラの花をドライフラワーにして保存したり、飾り付けを行うなどして楽しむ事にしました。
写真のプリンセス ドゥ モナコのドライフラワーは、切り戻してカットした花をドライフラワーにしたものです。
ドライフラワーの作り方は、切り戻した花から葉を取り除き、花を茎ごと逆さに吊るして、直射日光の当たらない風通しの良い屋内で乾燥させるようにします。
大輪の花は、乾燥に少し時間がかかる場合もありますので、十分に乾燥を確認した後、飾り付けなどを行うようにします。
プリンセス ドゥ モナコのように大輪の花を咲かせる品種は、ドライフラワーにして花が縮んでしまっても、元の花の大きさが有りますので、なかな立派で綺麗な物です。
ドライフラワーにしたバラの花は、色々とアレンジをして飾り付けを楽しんだり、ポプリとして香りを楽しんだりすることが出来ます。
特に、ボトルなどの瓶詰にバラのドライフラワーを入れて飾り付けたタイプのポプリが、見た目にも華やかで芳香性も失われやすくお勧めです。
また、芳香性がもともと弱い花のポプリの場合は、バラのフレグランスミストなどを花に直接スプレーしてあげると、あっという間に豊かな芳香性がポプリより漂いますよ。
プリンセス ドゥ モナコの肥料
プリンセス ドゥ モナコは、適切な時期に肥料を与える事が大切です。
追肥はバラの育て方の重要なポイントになりますので、年間を通した追肥の計画を把握しておくようにします。
写真の固形肥料は、住友化学園芸より販売されている「マイローズ」と言うバラの固形肥料になります。
この固形肥料はホームセンターなどでも購入する事が出来る一般的なバラの肥料になり、扱いやすくてお勧めの肥料になります。
マイローズの固形肥料の追肥としての使用料は、土1リットルあたり、8グラム程度が推奨されております。
一般的なテラコッタの8号鉢には用土が5.1リットル程度、入りますので、
固形肥料は40グラム程度が最適な量になります。
追肥を与えるのに最適な時期は、3月、6月、9月、になります。
その為、年間で言うと三回、上記の固形肥料を追肥として与えるようにします。
ちなみに新苗を植え付けした際に利用する一般的なバラ専用の用土には、肥料成分がもともと含まれている物が多いので、新苗を植え付けしてから二月程は、追肥を行う必要はありません。
例えば4月に新苗の植え付けを行った場合は、固形の追肥は6月と9月に、
5月に新苗の植え付けを行った場合は、固形の追肥は7月と10月に行うようにします。
また、6月に新苗の植え付けを行った場合は追肥は8月に行い、11月からは液肥を与えるようにします。
プリンセス ドゥ モナコに薔薇の活力剤を与える
バラの活力剤
バラ栽培では、株が疲弊して体力が落ちている時期には、補助的に活力剤を与えることが効果的です。
マイローズばらの活力剤は、住友化学園芸の活力剤になります。
活力剤の効果としては、土壌中の有用微生物を活性化したり、
植物活力成分が根に活力を与え、光合成を盛んに促す効果があります。
特に梅雨時や夏バテ時、または開花シーズンが過ぎた後など、株が疲弊して樹勢が弱まっている時期に、栽培の補助として活力剤を与えることが効果的です。
マイローズばらの活力剤は、水でうすめて使用する為、水1当りキャップ1/2杯(10ml)に希釈して使用します。
鉢植えでの栽培では、鉢底から流れ出る程度の量を株元に与えるようにします。
活力剤は、固形肥料や液体肥料などのような肥料には分類されませんので、あくまで栽培の手助け、補助として扱います。
プリンセス ドゥ モナコの病気の予防と害虫の駆除
プリンセス ドゥ モナコの品種に限らずバラ栽培には色々な病気や害虫問題が発生します。
普段から気にかけて栽培を行っていても、アブラムシが発生してしまう事も有れば、葉に病気が発生して落葉してしまう事もあります。
その為、病気や害虫に関しては、症状が深刻になる前に、症状の早期発見が大切になります。
病気にしても害虫にしても、症状が軽い程度なら比較的軽傷で済みますし、
対処も適切に行えば、症状は目に見えて改善します。
マイローズ殺菌スプレー
マイローズ殺菌スプレーは、バラの病気に効果があると共に、予防にも効果があります。
バラの葉の病気には、黒星病、うどんこ病、べと病、灰色かび病、などがあります。
葉が病気にかかると葉は健康的な濃い緑色から黄色や茶色く変色しだして落葉するようになります。
バラの葉は、雨が長く続いたり、日照条件が悪くなったり、風通しが悪くなって株が蒸れたりするなど、悪条件が整うと病気が発生しやすくなります。
そのような事もあり、バラの葉は常に病気にかかるリスクがあります。
数枚程度の葉が病気にかかっている状態ならば、それ程深刻な物ではありませんが、複数枚の葉が同時に病気にかかり、さらに病気の葉が伝染して次々に落葉しだしてしまってからでは遅すぎます。
その為、葉の病気を発見したら早期の治療が大切になります。
マイローズ殺菌スプレーは、葉の病気に効果を発揮すると共に、病気が他の葉へ広がるのを防いでくれます。
このようにマイローズ殺菌スプレーには病気の予防効果もありますので、
病気が発生する前に、樹形全体に薬剤をスプレーする事により、葉が病気にかかるのを未然に予防してくれます。
ベニカXファインスプレー
ベニカXファインスプレーは、バラに付く害虫に効果があります。
バラに付く害虫と言えば、「アブラムシ」「カイガラムシ」「コガネムシやチュウレンジハバチの幼虫」などです。
これらの害虫は、バラの成長を著しく阻害し、株に深刻なダメージを与えてしまう事もあります。
ベニカXファインスプレーは、これらの害虫に絶大な効果を発揮してくれますので、害虫は見つけ次第、直接薬剤を害虫にスプレーして退治するようにしましょう。
また、事前にベニカXファインスプレーをスプレーしておくと、害虫を呼び寄せない効果も発揮しますので、虫が発生する時期を見計らって事前にスプレーを株全体に噴霧して、害虫を寄せ付け無くする事も有効な方法になります。
カイガラムシエアゾール
住友化学園芸のカイガラムシエアゾールは、バラシロカイガラムシなど薔薇の幹や枝に寄生するカイガラムシの駆除に効果を発揮するスプレー剤になります。
スプレーを噴霧すると、薬剤の成分が幹や枝に浸透して、寄生しているカイガラムシを駆除することが出来ます。
また、薬剤の殺虫効果は約1カ月持続するので、散布後に発生してしまったカイガラムシも退治してくれます。
※農薬になりますので、バラを無農薬で栽培したい場合は使用は控えましょう。
オルトランDX粒剤
そしてオルトランDX粒剤は、土に蒔くタイプの害虫駆除剤になります。
このように土に蒔くタイプの害虫対策も有効な方法のひとつになります。
特にアブラムシとコガネムシの幼虫に対して効果を発揮してくれます。
オルトランDX粒剤は、スプレー剤よりも有効成分の効果持続力が長い傾向がありますので、害虫予防もかねて、害虫が発生する前に前もって対策を講じたい場合には有効な対策になります。
これらのような、バラ専用の薬剤を上手く使い分けて、バラを栽培する事が大切です。
バラは、病気にかかりやすく、尚且つ害虫被害にも合いやすいので、
なるべく株の成長具合を日頃から観察して、病気や害虫を予防すると共に、
株に深刻なダメージが与えられてしまう前に、症状の早期発見を心掛けるようにしましょう。
プリンセスドゥモナコの蕾の食害
バラのつぼみを食べる害虫
プリンセスドゥモナコの栽培では害虫駆除は付き物ですが、蕾の食害が一番厄介です。
もうじき蕾が開花しそうだなーと思っていると、気が付かないうちに蕾が食害にあっていることがあります。
写真のように、蕾の下の部分を食べる傾向があります。
この食害の原因は、「ホソオビアシブトクチバ」と言う蛾の幼虫の仕業になります。
この芋虫は夜行性で、日中は擬態して枝そっくりに隠れるのが得意なため、探すのには少し根気が必要です。
駆除の方法としては、見つけ次第、取り除いて捕殺するしかありませんが、未然に防ぎたいものです。
ホソオビアシブトクチバの幼虫が付かないようにするには、
あらかじめ「ベニカXファインスプレー」を樹形全体に噴霧して害虫が付くのを予防するか、「オルトランDX粒剤」を株元に蒔いて害虫が付くのを予防するか、のどちらかになります。
バラのつぼみが写真の様に、穴をあけられるような食害にあってしまった場合は、ホソオビアシブトクチバの幼虫の仕業になりますので、芋虫が擬態してどこかの枝に付いている可能性が高いです。
しかし、上手く擬態していますので探すのは中々困難になります。
そのため、樹形全体に「ベニカXファインスプレー」を噴霧して幼虫を退治するか、「オルトランDX粒剤」を株元に蒔いて、時間はかかりますが幼虫を退治するかの方法になります。
プリンセス ドゥ モナコのシュート
ベーサルシュートとは
プリンセス ドゥ モナコの栽培では株が充実して安定してくると、株元より新芽が伸び出すことがあります。
写真のように、株元より伸び出す新芽のことを「ベーサルシュート」と呼びます。
このベーサルシュートは、勢いよくどんどん伸びる性質があります。
その為、樹形を崩してしまうほどに高く長く伸びて成長してしまうこともありますので、
整った樹形の範囲内に収めるように茎の先端をカットして切り落とす剪定も大事です。
また、ベーサルシュートは、初めは健康的な緑色をした枝になりますが、やがては段々と茶色く変色してやがては木質化していきます。
このようにして木質化するまでに育ったベーサルシュートは、古い枝と世代を交代させるようにします。
バラの栽培は、このようにして古い枝から新しい枝へと世代を交代させるように育てる必要が有ります。
若い枝が木質化していくまでは、古い枝と共存させて、やがては若い枝も茶色く変色して十分に木質化した段階で、古い枝は切り詰めるようにします。
古い枝は花付きが悪かったり葉の付き具合も悪くなりますので、新しい枝との世代を更新した段階で切り落とします。
このようにして枝の更新が上手くいけば、同時に株の寿命を延ばすことに繋がりますので、バラの栽培は上手に新旧の枝を共存させつつ枝の世代を更新していきましょう。
プリンセス ドゥ モナコ 台風予防
台風によるバラの風対策と予防
毎年、台風の時期になるとバラの株が被害を受けることがあります。
強い風を受けて枝が折れてしまったり、塩害のせいで葉が枯れてしまうこともあります。
写真のように、支柱を利用して幹や枝をビニール紐で数か所縛り、台風による強い風から幹や枝を守る風予防が大切です。
風対策は、台風が来る前にしっかりと行い、雨風からバラの株を守りましょう。
また、鉢植えでの栽培の場合、あらかじめ鉢をそっと倒して株を寝かし、鉢の転倒を防止する方法もありますが、株がそこそこ大きくなっている場合は鉢を寝かせることが難しいケースもあります。
そのような場合は、フェンスなどを利用して、強い風を受けて株が鉢ごと倒れてしまわないように、株全体を数か所、ビニール紐でフェンスに縛り付けて、強い風から鉢植えを守るようにします。
台風が過ぎ去った後は、縛っていたビニール紐は外します。
そして塩分を含んだ雨による塩害を防ぐ為に、ホースの流水を使って枝や葉に付いた塩分を洗い流し、台風による塩害を防ぐようにしましょう。