スペアミントの育て方 | ミントの栽培方法

スペアミントの育て方

スペアミントの育て方

スペアミントの品種の紹介

スペアミントは、シソ科に属する多年草のハーブになり、数あるミント品種の内のひとつになります。
多年草とは、春夏秋冬で例えるとすれば、
春に芽吹いて、夏に葉の茂る枚数は最盛期を迎え、開花のシーズンが終わる秋口になると茎や葉は段々と枯れ出し、冬には地表面はほぼ枯れ果てる、そして再び春に芽吹いて・・・と言った成長サイクルを繰り返す植物になります。
その為、一度苗を植え込んでしまえば、手入れ次第でほぼ永遠に栽培は持続可能なハーブの種類になります。

スペアミントの歴史は、江戸時代にオランダの商船から持ち込まれた植物だと言うことに由来して、別名 オランダハッカ とも呼ばれています。
スペアミントの香りは、ミント特有の清々しい芳香性に優れています。
例えるならば、歯磨き粉やミント飴のまさにそのすぅーっとした香りがします。

スペアミントの葉は、収穫して食用としても用いられています。
収穫した葉は、フレッシュで生のまま利用することができ、バニラアイスクリームなどのスイーツのトッピングなどに利用されています。
また、葉を煮込んでミントシロップに調理したり、乾燥させてドライで保存することにより、長期間の保存がききます。

目次

スペアミントの植え付け

プランターにスペアミントを植え付ける

スペアミントの新苗は、ハーブガーデンや、ホームセンターなどの園芸コーナーで幅広く販売されていおります。
ミントの苗は、数百円と価格も安く販売されております。

春の季節になると、ハーブの新苗はたくさん出回りますので、まさに植え付けのシーズンになります。

スペアミントの新苗の植え付け
スペアミントの新苗の植え付け

さっそくスペアミントの新苗を購入し、プラスチックのプランターに植え込んだ写真になります。
植え込みの時期は春が最適な季節になります。
植え込み方は、プランターの下に、赤玉小土を適量敷いた後、園芸用の一般的な土を入れて、新苗を傷めないようにやさしく植え込んでやります。
写真のスペアミントの新苗は、二株分植え込みました。
植え込み後は、そこから十分に流れ出るほどに水を与え、日当たりが良く風通しの良い所に置くようにします。

スペアミントの植え付けから一年後の春

早速ですが、スペアミントの新苗を植え付けしてから一年後の春には、
ここまで大きく成長しました。
取り敢えず、春に新苗を植え付けて、一年後にはどこまで成長するのかの参考写真になります。

スペアミント新苗の植え付けから一年後
スペアミント新苗の植え付けから一年後

一年間、日々の手入れを怠らず、水やりから剪定から追肥などを行えば、立派に育ってくれます。
翌年以降は、株分けして増やすもよし、収穫を思う存分楽しむもよし、
ここまで株が成長すれば、突然枯れだしてしまうような心配事も軽減されますので、取り敢えずは植え付けから翌年の春までの一年間は、栽培を頑張ってみましょう。

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スペアミントの葉

スペアミントの葉をデジタル一眼レフカメラとマクロレンズの組み合わせで撮影した写真になります。

スペアミントの葉
スペアミントの葉

スペアミントの葉の特徴は、はっきりとした細かい葉脈があり、葉の縁がギザギザしていて、葉は少し厚みを帯びています。
また、葉先は葉の成長過程において、丸みを帯びた若葉の状態から段々と尖り気味に成長していきます。
葉を指で軽くこするだけでも、すぅーっとした清涼感溢れる香りを楽しむ事が出来ます。
追肥を行うことにより、葉の成長具合は大きく変わってきますので、固形タイプの追肥を行えば、葉の大きさも収穫量も大きく変わってきます。
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スペアミントの葉の収穫

ミントの葉の収穫は春から初秋まで

スペアミントの葉の収穫時期は、春から秋口までがベストシーズン、頃良い期間になります。
冬の時期は、少しでも光合成をさせて、株に体力を付けさせるために収穫は控えます。
また、冬季では越冬の為に葉厚が増してきますので、葉は食用には適しません。

スペアミントの葉の収穫
スペアミントの葉の収穫

ミントの葉の収穫は、茎の先端付近の若い葉を必要分ちぎって収穫する事もありますが、
写真のように株元の茎ごと剪定がてら収穫してしまうのが、効率の良い収穫方法になります。
ミントの茎ごと収穫した後、必要分の葉をちぎって料理などに利用します。
剪定を兼ねて収穫するという事は、株元の風通しを良くして株元の蒸れの抑止にも繋がりますので、オススメの手入れの方法のひとつになります。

スペアミントの育て方、栽培方法の基本のひとつになりますので、
収穫の際には剪定も同時に行ってしまうのがポイントになります。
株元から茎を刈る際は、部分的にまとめて茎をカットしてしまうのではなく、
数本おきにカットするようにして、株元の茎の間隔を考慮して、株元が全体的に風通しを良くするように行います。

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スペアミントの葉を乾燥させる

収穫した葉を乾燥させて保存する

収穫したスペアミントの葉は、乾燥させて保存することが出来ます。

乾燥させたスペアミントの葉
乾燥させたスペアミントの葉

写真のスペアミントの葉は、乾燥させたドライ状の葉になります。

スペアミントの葉の乾燥方法は、茎ごと葉を収穫した後、ホースなどを使って泥や汚れを水流で優しく洗い流します。
次に新聞紙の上に広げて茎や葉に付いた水分を飛ばします。
またはキッチンペーパーを使って、茎や葉に付いた余分な水分を拭きとります。

付着した水分を飛ばしたら、茎ごと収穫したスペアミントを複数本まとめて束ねて縛ります。
そして直射日光の当たらない風通しの良い室内で、逆さ吊りにして乾燥させます。
逆さ吊りには洗濯ハンガーのハサミに茎を挟んで乾燥させる方法が、やりやすくてオススメです。
乾燥の目安は、葉を指でさわってみてパリパリ音がして葉が簡単に崩れてしまうくらいが乾燥しきった状態になります。

スペアミントの葉を乾燥させるには、雨が良く降る時期や湿度の高い時期は、カビが葉に発生してしまうこともありますので避けるようにします。
また、人がよく出入りするような場所では、葉にホコリが付着してしまうこともありますので、静かな場所を選ぶようにします。

乾燥したスペアミントの葉を瓶詰で保存する
乾燥したスペアミントの葉を瓶詰で保存する

乾燥した葉は、茎から取り除いて葉だけを保存するようにします。
茎から葉を外す際は、丁寧に葉を取らないと、葉がすぐボロボロになってしまいますので、極力、葉の原型を留めるようにしつつ葉を取ります。

葉の原型を保ちたい理由は、葉が崩れてしまうと香りが逃げやすくなってしまうことを防ぐ為です。
葉が崩れると、香りがどんどん逃げて薄くなってしまいますので、葉を利用するまでは、極力原型を保つようにして保存します。

葉の保存には、写真の様な蓋付のジャム瓶がオススメです。
煮沸消毒したジャム瓶に、食品用の乾燥材と共に葉を保存するようにします。
葉をハーブティーやポプリなどに利用する場合は、必要分を瓶から取って後は再び使うまでは蓋をして保存するようにすれば葉は長持ちします。

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スペアミントの花

スペアミントの花は、白くて小さい花を茎の先端付近に沢山付けます。

スペアミントの花
スペアミントの花

スペアミントの花は、気候が暖かくなると同時に咲き出します。

季節的には夏の初めから夏の終わり頃までが開花のピークになります。

開花した花は、特に食用としても収穫はしませんので、早々に切り取ってしまう事が肝心です。
ミントの株は、花の開花に成長エネルギーを費やしてしまい、株の成長が阻害され、葉の収穫量が減ってしまいますので、花の蕾が付き出したらどんどん剪定して切り落としてしまう事が、夏の時期の手入れでは重要になります。

花をカットする際は、茎の先端ごと強めに剪定するようにします。
花の部分のみを軽く剪定して落とすだけでは、後から再び蕾が付き出しますので、花を剪定して切り落とす際は、茎の中央付近から強めに切ってしまう事も有効な手入れ作業になります。

そして花を放置してしまうと、やがて開花した花は結実して種ができ、やがてはこぼれ種としてあたりに種が飛び散ってしまいますので、花はくれぐれも蕾の段階か、または開花する前に切り落としをする事が手入れ作業としては大切です。

また、近くに違う品種のミントを複数同時に栽培している場合は、
交雑を避ける為にも種を結実させないようにしましょう。
例えばアップルミントと、スペアミントを同時に栽培していて、交雑してできてしまったしまった種は、アップルスペアミントと言うような、新たな品種が誕生してしまう事もあります。
そのようにして生まれた新たなミント品種は、大抵の場合、芳香性が劣ってしまったり、葉などの容姿が悪くなってしまうなどの影響が出やすいので、
純粋なアップルミントであったりスペアミントの品種を守りながら栽培を続けたい場合は、交雑は避けるようにし、花は早々にカットして、種を結実させないことが有効になります。
違ったミント品種通しでは簡単に交雑してしまうので、くれぐれもこぼれ種をまき散らしてしまう事の無いように注意して栽培を続けましょう。

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スペアミントの肥料

固形肥料をスペアミントの鉢植えに与える

雑草のように成長力が強いハーブ、その中でもミント類には、追肥は必要ありません、などと言われる事も多いですが、スペアミントにも追肥を与えてあげる事は、とても重要な育て方のポイントのひとつです。
例え生育力が旺盛と言えども、追肥を与えるか与えないかで葉の収穫量は、断然違いが出てきます。
追肥を与える事によって、栄養分を確実に与え、生育を大いに助ける事に繋がりますし、葉の生育する大きさにも違いが出ます。

スペアミントに追肥を行う時期に適している時期は、春先か秋口辺りが丁度良い季節になります。
新苗を植え付けした際に使われる園芸用土には、肥料が予め混ぜられている物が多いので、肥料成分が加えられている野菜用の用土などを植え付けに利用した場合は、おそよ二カ月くらいは追肥は不要です。

その為、四月に植え付けを行った場合は、二か月後の六月後半を目安に追肥を与えるようにします。
そして六月に追肥を与えたという事は、一般的な固形肥料の場合、効果が約六カ月ほど続きますので、およそ十二月頃には追肥の効果が失われます。
冬季には、基本的に追肥は行いませんので、翌年の四月に再び追肥を与えるようにします。
そして六か月後の十月に、再び追肥を行えば、効果が失われる四月に再び追肥を与えます。

四月(新苗の植え付け)→六月(追肥)→翌年の四月(追肥)→十月(追肥)→翌年の四月(再び追肥)→十月(再び追肥)
追肥を与えるサイクルは、このような期間を目安に行っていきます。

ハーブの固形肥料
ハーブの固形肥料

参考写真の固形肥料は野菜やハーブ用に適した固形肥料になります。
ハーブや野菜用の固形肥料は、ホームセンターなどで販売されておりますのでご参考までに。
上記の固形肥料は追肥に最適で、施肥後は約六か月間効果を発揮しますので、
翌年の春先までは追肥は不要になり、手入れ作業の負担を大いに軽減してくれます。

スペアミントに固形の追肥を与える
スペアミントに固形の追肥を与える

固形タイプの追肥は、写真のように株元付近に適量を与えるようにします。
株元付近を軽く掘り返して肥料を撒きます。
巻き終えた後、土を軽く被せて施肥は完了です。

※追肥を与える分量は、購入された肥料パッケージに記載されている分量を元に与えるようにしましょう。
肥料の与え過ぎは逆に成長を阻害し、最悪の場合、栄養過多により株が枯れてします場合もあります。
また、肥料を与える期間や時期も、購入された肥料の取り扱いを参考にして与えるようにして下さい。

マイガーデンベジフル
マイガーデンベジフル

こちらの写真は、住友化学園芸のマイガーデンベジフルという固形肥料になります。
肥料の有効成分は、約三ヶ月から四ヶ月ほど持続しますので、追肥としては年に3回を目安に与えるようにします。
追肥を与える時期は、3月、6月、9月の年に三回が適した時期なります。

また、マイガーデンベジフルは、鉢植えやプランターの用土の上に肥料をばらまくだけで肥料の栄養分を株に届けることができ、施肥の作業負担を大いに軽減してくれますので、追肥におススメの肥料になります。

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スペアミントに液体肥料を与える

液肥をスペアミントに与える

スペアミントの栽培では、毎年適切な時期に固形タイプの肥料を追肥として与えることが大切です。
そして固形肥料とは別に、液体肥料を与えることも有効な栽培方法になります。

ベジフル液肥・液体肥料
ベジフル液肥・液体肥料

写真は、住友化学園芸から販売されている野菜などの栽培に適した液体肥料の「ベジフル液肥」と言う商品になります。
ベジフル液肥は、梅雨明け時や、夏バテをしている時、など、
株の樹勢が弱まっている時期に与えるようにします。

液体肥料は、あくまで固形タイプの肥料の補助になりますので、
メインの肥料は固形タイプの肥料になり、液肥は補助的に与えるようにします。
固形肥料は速効性は有りませんが、持続力があるのに対し、
液体肥料は速効性はありますが、持続力は有りません。

梅雨明けの時期や夏バテで株が疲弊している時期に、液肥を与えると、
株が短期間で体力を取り戻すようになります。

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スペアミントの増やし方

挿し木でスペアミントを増やす

スペアミントは挿し木をして株を増やすことが出来ます。
挿し木をする前に、水挿しを使って挿し木に利用する茎から前もって発根させるようにすると、挿し木の成功率は高まります。

スペアミントの水挿し
スペアミントの水挿し

写真のような一輪挿しに、挿し木用のスペアミントの茎を挿して、発根するまで栽培するようにします。
やがて、カットした茎や、葉の節目辺りから発根してきます。
このようにして、根が伸びた状態で挿し木を行うようにします。

スペアミントの発根
スペアミントの発根

写真は、挿し木用のスペアミントの茎や、葉の節目から根が伸びた様子です。
気候にもよりますが、発根は一週間ほどで確認できるようになります。
二週間も経てば、十分に根は伸びているだろうと思います。
水挿しの水は、毎日変える事は無く、2、3日おきでも大丈夫です。
一輪挿しは、なるべく室内の日当たりの良い場所で管理するようにします。
薄暗い場所では、発根に時間がかかったり、茎が溶け出して挿し木が枯れてしまうこともありますので、窓際など葉から光合成が行えるような場所を選んで栽培しましょう。

さて、写真のように発根した状態で挿し木を行えば、挿し木の成功率は高まります。

スペアミントの挿し木
スペアミントの挿し木

写真は実際にスペアミントを挿し木した様子になります。
今回は一本ずつ二本挿し木しました。
鉢は3号の素焼きの鉢を用意しました。
挿し木には、3号の素焼きの鉢が扱いやすくて丁度良いです。

土は挿し木専用の特別な用土ではなく一般的な園芸用土の余り分を使いました。
本来は挿し芽、挿し木用の用土が挿し木には向いていますが、一般的な園芸用土でも特に問題も無く育ちます。

あとは屋外の日当たりが良く風通しの良い場所で挿し木が大きく育つまでこのまま栽培を続けます。
やがて、苗と呼べるほどにスペアミントの挿し木が成長した段階で、更に一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。

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スペアミントの株分け

株を二つに分けてミントを植え付ける

栽培年数が経過したスペアミントの株は、プランターや鉢植え一杯に成長します。
その様な状態ではほぼ根詰まりをおこしていると言ってもよいでしょう。
根詰まりをおこすと、株は生育不良になって葉の付き具合が悪くなったり、茎があまり伸びずに所々枯れだしたりします。
そのまま根詰まりを放置していると、段々と株全体が枯れだすこともあります。

根詰まりをおこした株は、一回り大きな鉢に植え替えるのが理想ですが、植え替えを繰り返していると年々大きな鉢を用意しなければならなくなります。
鉢を大きくしてしまうと、限られた栽培スペースが窮屈になって場所を用意することが難しくなるケースもあります。
その様な場合は株分けを行って、株を小さくして植え直す方法が無難です。

スペアミントの株分け
スペアミントの株分け

写真のスペアミントのプランターは、株が大きく育っていて若干根詰まり気味です。
このまま栽培を続けてもまだ問題は無いと思いますが、今回は株分けをして素焼きの鉢に植え替えて、栽培の気分転換をしたいと思います。

スペアミントの根詰まりの様子
スペアミントの根詰まりの様子

早速、プランターから株を引き抜きました。
写真でも解るように根がプランターの形に添うようにびっしり張っていて、根詰まりをおこしている事が伺えます。

そして株分けを行う為に、スコップで真ん中から真っ二つにしました(笑)
流石にここまで根が絡んでいると、根をほぐして株を二つに分ける事は困難ですので、スコップで根をちぎるようにして株を二つに強引に分けました。
これくらい株が充実していれば、根をちぎるように強引に株を分けたとしても、それほど株にはダメージは残りませんが、根がむき出しの状態は好ましくは有りませんので作業を手早く済ませます。

株分けしたスペアミントの株を植え付ける
株分けしたスペアミントの株を植え付ける

早速、素焼きの8号鉢を用意して株分けしたスペアミントを植え付けました。
株分けしたもう一株は、プランターに植え直すか、もうひとつ素焼きの8号鉢に植えても良かったのですが、今回は葉を全て収穫して栽培終了としました。
植え付け後の樹形が悪いので、しばらくして株が落ち着いたら少し強めに茎を剪定して樹形をリセットした方が無難と言えます。

こうして素焼きの8号鉢に株を分ける事が出来ました。
横長タイプのプランターの方が、株は横方向にも育ちますので収穫が目的ならば横長タイプのプランターの方が葉の収穫量に期待が出来ますが、
丸いテラコッタでの栽培は、コンパクトな栽培が楽しめますので植物観賞には向いていますね。

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スペアミントの茎の剪定

ミントの茎の剪定方法

スペアミントは、株が充実して大きくなると、草丈が高くなり、
茎の本数も増えて茎や葉が少し混みあってきます。

スペアミントの株・剪定前
スペアミントの株・剪定前

写真のスペアミントは草丈が高くなって写真のフレームからはみ出すほどに枝が伸びている様子になります。
このような状態では、茎の先端ばかりが日当たりが良く、茎の元の方はあまり日が届かなくなります。
その為、葉は茎の先端付近のみが青々と育つのに対し、株元付近の葉はあまり茂らなくなります。
また、株元から新たに伸びようとする新芽も、株元に陽射しが届きにくくなっている為、か細く育ってしまい、若い茎が育ちにくくなります。

このように草丈が伸びてくると、樹形全体に均等に日光が当たりにくくなってしまいますので、草丈がある程度伸びてきた段階で茎を剪定して適度な大きさにそろえるようにします。

スペアミントの株・剪定後
スペアミントの株・剪定後

写真のスペアミントは、茎の先端を少し詰めて草丈を整えるように短く茎を剪定した状態になります。
また、茎を数本、根元からカットして茎の本数を減らして間引いた状態になります。
このように樹形全体に陽射しが当たりやすくなるような剪定作業をすると、株元より新たに伸び出す新芽も育ちやすくなりますので、株が混みあってきたら茎を剪定して樹形をすっきりさせてあげることが効果的です。

スペアミントには定期的に適度な剪定を施せば、新芽が育ちやすくなり、葉も青々と育ちますので結果、葉の収穫量も増えてきます。
特に夏の最盛期には樹形が大きく乱れやすくなると同時に、株元が蒸れやすくなりますので、夏の最盛期には茎は普段の手入れより強めに剪定するようにします。

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スペアミントの冬越し

越冬するスペアミントの株

スペアミントは、多年草のミント品種になりますので、冬を越すことが出来ます。
その為、冬季でも手入れ作業は必要になります。

スペアミントの冬越し
スペアミントの冬越し

写真のプランターで栽培しているスペアミントは、まさに越冬中の株の様子になります。
夏の最盛期に比べ、葉は濃い緑色から薄い緑色へ変色して元気が無いように見えます。
また、茎もそれほど伸びずに細くて柔らかい状態になっています。
このように、冬季では株の成長はほぼ止まり、冬を越すために株はエネルギーを蓄えて休眠している状態になります。
動物で言う所の冬眠みたいなものです。
その為、生育は緩やかになり、葉が生い茂ったり茎が伸びて草丈が高くなるようなことはありません。

また、株がそれほど大きく成長していない段階で冬季を迎えると、地上部の茎や葉がほとんど枯れてしまっている場合もあります。
その様な状態でも、地中の根は白く健在で、じっと春の訪れを待っている状態になりますので、スペアミントの株が枯れてしまったと思い違いをして、鉢と土とを空けて撤去してしまわないように気を付けましょう。

冬季中の水やりは、プランターの土の表面が乾燥しきる前に、与えるようにします。
与える水の分量は、鉢底から少し水が流れて来る程度の量で充分です。
夏季のように、毎日たっぷりの水を与える必要はありません。

また、雪が降った後には、鉢の上に積もった雪をどけてあげるようにしましょう。
そして、冬を乗り越え春が訪れるとともに再び新芽が生えだします。

冬越し後のスペアミント
冬越し後のスペアミント

新芽は気候が暖かくなるにつれてどんどん伸び出します。
葉は、日射しを吸収して青々と元気に育ちだします。
茎は成長を加速させて、草丈がどんどん高くなるように伸びていきます。

このようにして、冬を乗り越え春を迎えたスペアミントの株は、再び成長のスピードが増して、最盛期のような樹形を取り戻していきます。
また、冬越し後の3月から4月くらいには、固形タイプの追肥を適量与えるようにして、生育期に欠かせない栄養分を、確実に株に届けられるように準備をしましょう。

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スペアミントの害虫対策

ハーブ栽培に使える殺虫殺菌剤

スペアミントなどのミント品種は、どちらかと言うと害虫には強いので、アブラムシやハダニに養分を吸い取られるなどの被害は比較的少ないかと思います。

それでも、まったく害虫被害に遭わない訳ではありませんので、害虫対策にはハーブ栽培にも安心して使えるスプレー剤が適しています。

ベニカマイルドスプレー
ベニカマイルドスプレー

住友化学園芸のベニカマイルドスプレーは、オーガニック栽培で使用可能な食品成分から生まれた殺虫殺菌剤ですので、ハーブ栽培においても安心して使える害虫対策用のスプレー剤になります。

アブラムシ対策の他に、うどんこ病にも効果を発揮しますので、ハーブ栽培の害虫対策と病気治療としてオススメの殺虫殺菌スプレー剤になります。

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