キューバミント(イエルバブエナ)の育て方

キューバミント(イエルバブエナ)の育て方

キューバミントは、別名では「イエルバブエナ」と呼ばれています。
シソ科 ハッカ属 に属する多年草になりますので、冬を越えて栽培を継続することができるハーブ品種になります。

キューバミントは、スペアミントとアップルミントの交配種になり、
学名は「Mentha Nemorosa」のようですが、品種に関する情報が少ないため、断言はできませんが、引き続きキューバミントに関しての情報を集めています。
まあミント品種の仲間であることに間違いはありません。

さて、キューバミントは、他のミント品種と同様に、比較的に育てやすいハーブになり、モヒートミントとして知られているように、カクテルのモヒートではイエルバブエナ(キューバミントの葉)を使うことが一般的です。

目次

キューバミントの植え付け

写真は、キューバミントの苗をガーデンセンターで購入して、早速6号サイズの素焼きの鉢に植え付けた写真です。

キューバミントの植え付け
キューバミントの植え付け

キューバミントの苗の植え付けに使用した用土は、一般的な野菜などで使われている園芸用土です。
ミントの栽培では、特別にこの土が良いと言うことはありませんので、一般的な花や野菜用として販売されている用土で十分に育ちます。

また、鉢底には赤玉土や鉢底石なども特には入れずに、野菜用の用土のみで植え付けています。
一般的にミントの栽培では、ミント品種は繁殖力が強く根が育ちやすいので、鉢植えで育てる場合は、定期的に株分けや植え替えなどをして株の更新を行う必要が有ります。

そのため、植え替えの度に赤玉土や鉢底石を新たに用意することは手間になりますので、特に水やりの際の、水はけ対策のために赤玉土や鉢底石を、植え付け時に別途用意する必要な無いかと思います。

さて、苗の植え付けが完了したら、十分に水を与えて、あとは日当たりが良く風通しの良い場所を見つけてミント栽培のスタートです。

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キューバミントの葉の収穫

キューバミントの葉の収穫は、苗の植え付けから暫くは、株の成長を優先させますので、葉の収穫はキューバミントの株が充実してきた段階で初めて収穫をするようにします。

葉の収穫方法は、ドリンクなどで使う必要分を一枚一枚、葉をちぎって収穫しても構いませんが、茎の剪定も兼ねて、葉を茎ごとまとめて収穫する方法が一般的です。

キューバミントの葉の収穫
キューバミントの葉の収穫

葉の収穫は、写真のように剪定を兼ねて、樹形を整えつつ茎ごと葉を刈り取って、使う分だけ葉をちぎり取るなり、そのまま茎をまとめて逆さ吊りにして、葉を乾燥させるなりします。

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キューバミントの葉の乾燥方法

キューバミントの葉の乾燥方法は、茎ごと葉を収穫して一度にたくさんの葉をまとめて乾燥させる方法が一般的です。

茎ごと収穫した葉は、流水で埃や泥などの汚れを洗い流した後、水気を良く切って新聞紙などの上に広げ、水分をある程度飛ばしてから、室内の直射日光が当たらない風通しの良い場所で乾燥させます。

キューバミントの葉の乾燥方法
キューバミントの葉の乾燥方法

葉を乾燥させる際は、数本の茎を根元でまとめて縛り、洗濯ハンガーを使って逆さ吊りにして乾燥させる方法がおすすめです。
葉の乾燥具合の目安は、手で葉を触ってみてパリパリと葉が容易く崩れる程度が乾燥の目安となります。

乾燥させた葉は、なるべく葉の形を崩さないように茎から優しく葉をむしり取って、煮沸消毒をしたジャム瓶などに、食品用の乾燥材と共に入れて保管しましょう。

乾燥させたドライのキューバミントの葉は、葉の収穫を行えない冬の時期でもハーブティーなどに葉を使うことが出来ますので、冬の時期は乾燥させた葉を楽しむようにします。

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キューバミントの花

キューバミントは、他のミント品種と同様に茎の先端に小さな花をたくさん咲かせます。
ミントの花は株の成長を阻害してしまいますので、葉の収穫を優先させる場合は花は咲かせないことが一般的です。

そのため、花芽が付き出したら早々に花芽を摘んで、花は咲かせないようにすることが適切です。
また、花が咲いてしまったら、花が咲いている上部の茎の部分は切り落とすようにします。

花を切り取る理由は、株は開花のためにエネルギーを大きく消費してしまいますので、開花に費やすエネルギーの消耗を避けて、株の栄養分は株の成長を促すために廻してあげるようにしましょう。

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キューバミントの固形肥料

キューバミントの栽培では、追肥を行うことで、葉の収穫量の増加に繋がりますので、定期的に追肥を行うことが大切です。
追肥には固形肥料が有効ですので、肥料成分が切れる前に追肥を行って、株に栄養を確実に届けるようにしましょう。

マイガーデンベジフル
マイガーデンベジフル

写真のパッケージは、住友化学園芸の「マイガーデンベジフル」という固形肥料になります。
マイガーデンベジフルの有効成分は、約3ヶ月から4ヶ月ほど、効果が持続します。

マイガーデンベジフルは、鉢植えの用土の上に適量をばらまくだけで、肥料の有効成分を株に届けることが出来ますので、追肥の作業はとても楽に行えます。

また、キューバミントに追肥を与える時期は、3月、6月、9月あたりが適した時期となりますので、年に三回、固形タイプの追肥を与えるようにします。

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キューバミントの害虫駆除と病気の治療

キューバミントの栽培では、他のミント品種と同様に、害虫被害や葉が病気にかかってしまうことがあります。
ハーブで使う薬剤は、オーガニック栽培でも安心して使えるスプレー剤が必要になります。

ベニカマイルドスプレー
ベニカマイルドスプレー

住友化学園芸の「ベニカマイルドスプレー」は、オーガニック栽培で使用可能な食品成分から生まれた殺虫殺菌剤ですので、ミントのハーブ栽培においても安心して使えます。

害虫対策としてはアブラムシ対策の他にハダニ類にも効果を発揮します。
病気治療としては、うどんこ病の病気の治療にも効果を発揮しますので、葉を食用とするミントなどのハーブ栽培の害虫対策と病気治療としてオススメの殺虫殺菌スプレー剤になります。

また、チョウ目の害虫である芋虫系の害虫の駆除は、基本的には幼虫を見つけて捕殺する方法が一般的です。
芋虫は、ミントの葉に穴を開けるようにして食害をしたり、若い葉から好んで食べる習性があります。

葉が、食害に遭っている場合は一目で判断が付きますので、株の状態を良く観察して、芋虫は見つけ次第、捕まえて取り除くようにしましょう。

チョウ目の幼虫は、初春から夏の初めにかけて、葉に産み付けられた卵から発生することが多いので、それらの時期は葉が食害の被害にあっていないか注意して、株の健康状態をよく観察するようにします。

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キューバミントの剪定方法

キューバミントの剪定方法としては、株元にまで日が届くように剪定することと、
株元の風通しを良くしてあげることを意識した剪定が大切です。

剪定前のキューバミントの鉢植え
剪定前のキューバミントの鉢植え

上の写真は、剪定前のキューバミントの鉢植えになります。
鉢の大きさに対して、茎が長く伸びすぎている印象があります。
また、ランナーも鉢から数本飛び出してしまっているので、茎を剪定して樹形を整える必要が有ります。

剪定後のキューバミントの鉢植え
剪定後のキューバミントの鉢植え

写真は、葉の収穫も兼ねつつ樹形を整えるように剪定をして、茎をバッサリ刈り取った状態の鉢植えになります。
株が充実していれば、このように茎をバッサリ刈り取っても、しばらく経てば、また茎や葉がたくさん茂るようになります。

キューバミントの剪定は、葉の収穫も兼ねて茎を刈り取り、樹形を整えるようにして剪定する方法が有効です。

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キューバミントの冬越し

キューバミントは、多年草に分類されますので冬を越えて栽培を継続することが出来ます。
冬季では、地上部の茎や葉は部分的に枯れてしまいますが、根は地中でしっかり生きておりますので、株が枯れてしまったと勘違いをしてしまわぬようご注意下さい。

キューバミントは冬季では休眠状態となり、株の成長はほぼ止まります。
そして気候が暖かくなる3月になると、再び新芽が地中より伸びてきますので、冬季では土が乾燥しきる前に、鉢底から少し流れ出て来る程度の水を与えて、栽培を継続していきます。

また、冬季では葉は固くなり食用として扱うには不向きになりますので、通常は冬季では葉の収穫は行わずに、葉は少しでも光合成を促すようにするため収穫は行いません。

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キューバミントの増やし方

キューバミントの増やし方は、他のミント品種と同様に挿し木で株を増やすことが一般的です。
挿し木は、カットした挿し穂を土に挿して株を増やす方法になりますが、挿し穂はカットしたのもをすぐに土に挿すのではなく、水挿しを使って一定期間栽培して、挿し穂から発根させたものを挿し木として扱うようにすると、挿し木の成功率が高くなります。

そのため、挿し穂は水挿しを使って十分に発根させた後、挿し木を行うようにしましょう。
また、挿し木は3号程度の素焼きの鉢に挿すと、その後の手入れが楽になりますので、挿し穂の大きさに合った鉢に植え付けるようにして、挿し穂が十分に根を張った段階で、大きな鉢に植え直すようにすると、株の成長を更に促すことに繋がります。

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キューバミントのハーブティー

収穫したキューバミントの葉は、収穫したてのフレッシュな葉でも、乾燥させたドライな葉でも、ハーブティーとして使うことが出来ます。

ミントティーを淹れるには、専用の耐熱ガラス製のティーポットとカップ&ソーサーがあると便利です。
ガラス製のティーポットは、ハーブティーの色も楽しむことができますので、見た目でもハーブティーを楽しむことができます。

また、ミント以外にもステビア葉の甘みを加えてみたり、ミルクを加えて飲みやすくしてみたり、ハーブティーは葉のブレンドを楽しむことも出来ますので、キューバミントの葉だけではなく、他のハーブ品種を加えてみたり、蜂蜜や牛乳を加えてみたり、ミントティーの楽しみ方は人それぞれ豊富なアレンジがあります。

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キューバミントのカクテル モヒート

モヒートは、キューバ発祥のカクテルになります。
レシピとしては、ラムをベースにライム、またはライム果汁のみ、キューバミントの葉数枚、砂糖、ソーダ水を加えて、最後にキューバミントの葉を飾りで添えれば完成です。
ライムとキューバミントは、ペストルで潰すようにして風味を出すことが一般的です。

モヒートは、文豪のアーネスト・ヘミングウェイが好んだカクテルとしても有名です。
ラム酒は、サトウキビを原料として作られる蒸留酒になり、カリブ海の島々では好んで飲まれるお酒になります。
ラム酒のイメージとしては、テレビアニメでお馴染みの「宝島」で、海賊たちに好んで飲まれていたイメージが強いですね(笑)

モヒートは、とても人気のあるカクテルの種類のひとつになり、モヒートを飲むためにキューバミントの栽培を、家庭菜園で始められる方も多いので、カクテルやハーブティーがきっかけとして、ハーブの栽培を始められるケースも多いですね。

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