レッドカラントの育て方

レッドカラントの育て方

レッドカラントは スグリ科 スグリ属 に属する果樹になります

和名では フサスグリ(房酸塊)、または アカフサスグリ と呼ばれています。
樹形は落葉低木になり、樹高は1メートル前後に育ちます。
果実は小さな赤色の球形で、房のように連なって実がなります。

フランスでは別名グロゼイユと呼ばれ、ラズベリーやブルーベリーなどのベリー系の植物と同様に、病気や害虫に強く、育てやすい植物になり、特にヨーロッパでは人気のある果樹になります。

レッドカラントの実は、宝石のルビーの様な色合いに似ています。
酸味が強く生食向きではありませんが、ジャムやゼリー、果実酒などの加工に人気があります。

 

目次

レッドカラントの植え付け

レッドカラントの植え付け
レッドカラントの植え付け

レッドカラント(アカフサスグリ)の新苗を、スクウェアタイプのプラスチックプランターに植え込んだ写真です。
植え付けに使用した土は、一般的な野菜などに使う用土を使いました。
プランターには鉢底石をあらかじめ適量入れておき、水はけを良くするようにしています。
植え付けが無事に終わったら、後はたっぷり水を与えて作業は完了です。

育て方としては、レッドカラントは、日当たりの良い場所を好みますが、陽射しが強く当たりすぎる場所は避けるようにします。
レッドカラントの栽培は、それほど直射日光を必要としない為、半日陰での栽培が適しています。
半日陰とは言え、直射日光が殆ど当たらないような環境は、避けるようにします。
具体的に言えば、木漏れ日が当たるような明るめの環境が適しています。

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レッドカラントの花

レッドカラントの花の写真です。

レッドカラントの花
レッドカラントの花

花は薄い黄色のような緑色のような色合いで、小さな花が房状に連なって咲きます。
株が大きく育つとたくさんの花がどんどん咲き始めます。

花はやがて、結実後、緑色から熟してくると赤いルビーの様な鮮やかな発色の実がなります。
アカスグリは、二季成り性ではないので、春にのみ花が開花します。
そして、アカフサスグリは自家受粉するため、1品種でも受粉、結実は可能ですので、2品種同時に植え込む必要はありません。

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レッドカラントの実の収穫

レッドカラントは、小さな薄緑色の花が房状に咲いた後、結実すると緑色の丸い実を付けます。
やがて実が熟しだすと緑色から赤色へと変わってきます。

レッドカラントの実
レッドカラントの実

熟した実の赤い色は、宝石のルビーの様な色合いに似ています。
実が緑色から赤色に熟した頃が収穫時です。
結実した赤い実は、頃合いを見て収穫するようにします。

株が大きく育つと、たくさんの房状の実が収穫できるようになります。
アカフサスグリは、二季成り性ではない為、春にのみ実が結実します。
そして、アカフサスグリは自家受粉するため、1品種でも受粉、結実は可能ですので、2品種同時に植え込む必要はありません。

赤い実は、鳥害にあいやすいので、鳥に食べられてしまう前に、熟した実から収穫するようにします。
レッドカラントの実の取り方は、房状に連なった実をまとめて収穫するようにします。
ひとつずつ実を収穫するよりも、房ごと葡萄のように切り取って収穫しても問題はありません。

収穫したレッドカラントの実
収穫したレッドカラントの実

実はそのままでは酸味が強いので、ジャムなどに加工して食用として保存することができます。
また、実には種が含まれるため、実を食用としてジャムなどに加工する際は、種を裏ごしするなどの調理が必要になります。

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レッドカラントの葉

レッドカラントの葉の写真です。
葉はカエデに少し似ていてスグリ属特有のギザギザした葉になります。

レッドカラントの葉
レッドカラントの葉

葉厚は、どちらかというと薄いです。
株が大きく育つと、健康的な緑色の葉をたくさん付けます。
健康的な葉が多く茂るほど、実の収穫量の増加に繋がりますので、葉の茂り具合も株の充実度を図るうえでの目安になります。

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レッドカラントの剪定

レッドカラントの樹勢はそれほど強くはありません。
その為、剪定は樹形を整える程度の軽い手入れをするようにします。
剪定に適した季節はバラなどの植物品種と同様に、冬季に剪定するようにします。

新苗の段階では、剪定はほぼ必要ありません。
まずは株の充実を優先させるようにして枝を伸ばしましょう。

樹形の管理は、株全体に均等に日光が当たるように逆三角形が理想になります。
逆三角形の樹形は、株元の蒸れを防止するとともに、株の風通しを良くする効果もあります。

レッドカラントは、株が充実してくるまではそれほど生育旺盛ではないので、
逆三角形の樹形を崩さない程度の剪定の手入れをするようにしていきます。
樹形を整える為にも支柱に幹や枝を誘引するのも有効です。

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枝の冬剪定

レッドカラントの冬剪定
レッドカラントの冬剪定

写真は冬剪定を行った後のレッドカラントの鉢植えです。
冬になると写真のように葉は落葉して樹形がはっきり見えるようになります。
栽培年数は、かれこれ6年になり、樹高は約140センチメートルになります。
何度か植え替えを行って、根詰まりを解消させたり土を新しい物に変えたりしています。

レッドカラントの剪定は基本的に冬季に行います。
枝の剪定は、実の付きが悪くなってきた古い枝は根元からカットして、株元から新たに伸びてくる枝を、主要な枝として残すように毎冬、剪定を繰り返して枝の更新を行っていきます。
また、絡むように伸びるからみ枝や、細くて弱々しい枝も随時剪定していきます。

栽培6年目なので株もそこそこ充実しており、枝も本数が増えて樹形にボリューム感が出てきました。
今年の収穫時期にはかなりの収量が見込めそうです。
樹形がこの程度大きくなると、追肥もしっかり行う必要がありますので、春先にはしっかり追肥を行うようにしています。

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レッドカラントの肥料

レッドカラントには、定期的に追肥を与えるようにします。
追肥を行うか行わないかで、春の実の収穫量に断然、違いが出ます。

実の収穫量を上げる為にも追肥をシーズンに合わせて与えていきます。
新苗の植え付け時に、市販されている一般的な野菜などの園芸用土を利用した場合、園芸用の用土には元々肥料成分が含まれている物が多いので、約2カ月ほどは、追肥の必要はありません。

固形肥料の追肥を与える時期の理想としては、3月、6月、9月、辺りが固形肥料の追肥を与える時期としては最適です。
これらの月を目安にして固形肥料の追肥を与えるようにしましょう。

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レッドカラントの害虫対策

レッドカラントの栽培ではカイガラムシの害虫被害に遭うことがあります。
病気では葉に、うどん粉病が発生してしまうこともあります。

カイガラムシは、日当たりが悪かったり風通しの良くない環境での栽培時にカイガラムシが発生しやすくなります。
カイガラムシは、初めは少なくても段々と大量発生してしまうこともあります。

カイガラムシの発生を防ぐには、日当たりの良さと風通しの良さが影響して来ますので、整った環境で栽培ができるように、鉢植えの場所を工夫することが大事です。
また、鉢を数日おきに回転させて、360度陽射しが均等に当たるように管理することも、
カイガラムシ対策として有効です。

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レッドカラントの病気の予防

レッドカラントのうどん粉病対策としては、日当たりが良く風通しの良い環境で栽培をすることが有効です。

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レッドカラントの冬越し

レッドカラントは、低木性落葉果樹なので、真冬になっても枯死することなく屋外での越冬が可能です。
冬季になると葉は、どんどん黄色に変色して枯れて、落葉するようになりますが、それでも一般的な樹木と同様に、株は生きていますので、そのまま栽培を継続していきます。

冬越し中のレッドカラントの鉢植え
冬越し中のレッドカラントの鉢植え

レッドカラントの株は、耐寒性がありますので、鉢植えの場合でも屋外で管理できます。
気温が低くなる冬季では、流石に成長速度は緩やかになり、株は春先まで休眠状態に入ります。

越冬させるために、株元へ特別にマルチングを施す必要などはありません。(寒冷地は除く)
自然な環境下で、放置していても冬越しは可能です。

水やりの頻度は、土が乾燥しきる前に、多めではなく鉢底から少し流れて来る程度の水を与えてあげれば十分です。
冬越し後、枝から一斉に葉が芽吹いてくる様子は、株の生命力が感じられ、春の訪れを予感させてくれます。

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レッドカラントの増やし方 挿し木

レッドカラントの増やし方は、挿し木で増やすことができます。

挿し木の成功率を高めるために、挿し木をたくさん土に挿して、成功率を高める方法もありますが、水挿しを利用して十分に挿し穂から発根させた後に、挿し木をすれば挿し木の成功率は飛躍的に高まります。

水挿しの水は、神経質に、毎日水を変える必要はありません。 2、3日おきでも大丈夫です。
水挿しを利用して挿し穂から十分発根を確認後、挿し木をするようにすれば、大抵は土に根付くことに成功するかと思います。
スグリ属は、生育力がもともと強いので、挿し木の成功率は比較的高めです。

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レッドカラントのシロップ

Red Currant Syrup

収穫したレッドカラントの実は、ジャムにしたりシロップに加工して保存することが出来ます。
糖度を高めにすると、とろみが出てジャムに加工することが出来ます。
また、水分の分量を多めにしてゆるく仕上げると、シロップやソースとして扱うことが出来ます。

砂糖の量で糖度が変わってきますので、糖度が多いほどとろみがでやすく日持ちがします。
シロップはジャムほど日持ちはしませんので、それなりの日数で使い切りましょう。

レッドカラントのシロップ
レッドカラントのシロップ

写真はレッドカラントの実をシロップに加工し、瓶に入れて保存している物になります。
シロップ状のレッドカラントは、ゼラチンを加えてゼリーにしたり、ソースとしてレアチーズケーキの上にかけたりと、アレンジレシピも豊富です。

そもそもレッドカラントの実は流通量が少ないので、自分で栽培して収穫した方が早いですね(笑)
レッドカラントの実には小さな種がありますので、鍋を使って実を加熱し、
ほどよく柔らかくなった実を裏ごしを使って種を濾し、果肉や果汁のみをジャムにしたりシロップにします。

果実を使ったシロップでは、仕上がりの水の分量には特に決まりごとはありませんが、作る手順としてはジャム作りとほぼ同じですので、仕上がりの水分量を調整してジャムよりも少しゆるく作れば良いかと思います。

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レッドカラントのタルト

Red Currant Tart

タルトにはたくさんの種類のタルトがありますよね。
旬の果物を使ったフルーツタルトから、フルーツジャムを使ったジャムタルトまで、レシピも豊富です。

今回は収穫したレッドカラントを使ってタルトを作ってみました。
レッドカラントの風味が存分に楽しめますよ(笑)
レシピとしては、タルト型にアーモンドクリームを入れて焼いたタルトに、レッドカラントのシロップに少し水をたして、ゼラチンを加えゼリー状にしたものをコーティングしています。

レッドカラントのタルト
レッドカラントのタルト

赤い宝石と言われるように、レッドカラント(アカフサスグリ)の赤い色がとても綺麗に映えますね。
そしてアーモンドクリームとの相性も抜群です。

レッドカラントの実は中に小さな種がありますので、果実を鍋に入れて、熱して柔らかくした後、裏ごしを使って種を濾しています。
残った果肉や果汁はジャムにしたりシロップにしたり調理加工はお好みで。

糖度と水分量とを調節して、柔らかめに仕上げてシロップやソースとして使ったり、とろみを多めにしてジャムにしたり、収穫したレッドカラントの実は、調理加工して保存することがおススメです。

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