Fig Trees | Cultivation
イチジク(無花果)はクワ科イチジク属に分類される果樹になります。
鉢植えでも栽培と実の収穫とを楽しめますので、鉢植えで育てるイチジクもおすすめです。
このページで紹介しているイチジクは、夏秋兼用種になりますので夏と秋の2回、収穫が楽しめます。
このページでは、鉢植えで育てる夏秋兼用種のイチジクの育て方を記載しておりますので、イチジクの栽培の一助としてお役立てください。
イチジクの木の苗の植え付け

Fig Trees | Potted Plant
イチジクの苗の植え付けは秋、10月下旬に行いました。
イチジクの苗を、早速8号の素焼きの鉢に植え付けました。
鉢にはあらかじめ鉢底石を適量入れて、水はけが良くなるようにしています。
鉢底石は排水性を高めることができますので、鉢には事前に入れることをおすすめします。
鉢底石を適量入れた後は、一般的な野菜などで使われる培養土を使ってイチジクの苗を植え付けました。
イチジクの苗を植え付けた後はたっぷり水を与え、日当たりが良く風通しの良い環境に鉢を置いて栽培スタートです。

写真は冬越し後の4月中旬のイチジクの鉢植えの様子です。
無事に屋外で越冬することができました。
気温が高くなるにつれて、株の生育が良くなってきましたので、このまま栽培を継続しています。
イチジクの木に肥料を与える
Fig Trees | Fertilizer
イチジクの鉢植えには3月、6月、9月を目安に肥料を与えています。
追肥に使っている肥料は、緩効性の固形肥料を使って追肥をしています。
追肥の方法は、株元付近に固形肥料を適量ばらまいた後、土と軽く混ぜるようにして追肥を与えています。
追肥に与える肥料の分量は、肥料の取扱欄を参考にして適量を与えるようにします。
肥料の与えすぎは、株が弱ってしまう原因になりますので、適量を与えるようにしましょう。
イチジクの肥料は、固形肥料の他に液体肥料を補助的に与えることも有効です。
液肥は固形肥料に比べて肥料の有効成分を株に早く届けることができますので、液肥を補助的に与えることも有効です。
液体肥料はイチジクの生育期に適量を補助的に与えることが有効だと思います。
イチジクの実の収穫
Fig | Harvest
イチジクの実の収穫時期は、夏秋兼用種の場合、夏と秋の2回、実を収穫することができます。
一般的に、夏果の方が実が大きく成長し、秋果は夏果よりも小さく実ります。
イチジクの実は、剪定ばさみなどを使って随時収穫をしていきましょう。
実の収穫が遅れると、実が傷んでしまうことがありますので、収穫の時期を逃さないようにしましょう。
収穫したイチジクの実はそのまま食べても美味しいですが、タルトなどのスイーツに使っても美味しくいただけます。
イチジクの木の剪定と仕立て方
Fig Trees | Plant Care
イチジクの木は一文字仕立てにすることも人気がありますが、今回は栽培スペースの都合上、開心自然形になるように仕立てようと思います。
苗木の購入時に、苗木の主幹が低い位置で切り詰められておりましたので、主幹はそのままにしています。
主幹から伸びる主枝を3本残すようにしますので、元気の良い主枝を3本残すようにしています。
今後はこの3本の主枝を中心に育てていきます。
その後の剪定は、冬季の休眠期に行うことが一般的です。
夏果は前年に伸びた若い枝に実り、秋果は春に伸びた枝(新梢)に実りますので、枝の剪定は計画的に行うことが有効です。
また、混み入っている枝は剪定をして切り取すことで樹形全体の日当たりが良くなりますので、混み入った枝は剪定して落とすことも有効です。
イチジクの木の病気の予防
Fig Trees | Sickness
イチジクの栽培では今のところ、病気にかかったことが無いので、病気に対しては強い印象があります。
病気の予防としては、日当たりが良く風通しの良い環境で育てることが、病気の予防になりますので、少しでも良い環境に鉢植えを置いて栽培を継続することが有効です。
イチジクの木に付く害虫対策
Fig Trees | Insect
イチジクの栽培では害虫の被害に合ってしまうことがあります。
害虫の中でもカミキリムシには特に注意が必要です。
カミキリムシの幼虫は幹や枝の内部を食害して穴をあけてしまうので、健康に育っていた株が急に弱ってしまうことがあります。
発見が遅れてしまうと株が枯れてしまうこともありますので注意が必要です。
カミキリムシの対策としては、株の健康状態を日々、観察することが有効なので、カミキリムシの成虫、または幼虫を発見した場合は早めに木から取り除き、早期の対策に努めましょう。
イチジクを使ったデザート作り
Fig | Cooking

写真は白イチジクを使ったタルトになります。
収穫したイチジクはそのまま食べても美味しいですが、タルト作りにイチジクを使うことも多いです。
タルトのサクサクとした食感と、焼き上げたイチジクの風味とが楽しめますので、収穫したイチジクは焼き上げるタイプのフルーツタルトとして、スイーツでも美味しく頂くことができますのでオススメです。