ミニ大根をプランターで育てる
How to grow mini daikon
ミニサイズのミニ大根は、家庭菜園でも手軽に栽培と収穫とを楽しめる野菜になります。
このページでは深型タイプのプランターを使ったミニ大根の育て方を記載しております。
ミニ大根は一般的な大根より短いのが特徴になりプランターでも手軽に栽培を楽しむことができますが、栽培に使用するプランターは深型のプランターを用意することがおすすめです。
今回は秋まきで栽培を始めますので、タネまきを9月に行い、ミニ大根の収穫は冬季を予定しています。
下記に、ミニ大根のタネまきから収穫までを通して記載しておりますので、ミニ大根の育て方の一助としてお役立てください。
ミニ大根の栽培で使っているプランターとタネまきと
ミニ大根のタネをプランターにまく

写真は深型タイプのプラスチックプランターを使ってミニ大根を栽培している様子です。
プランターは深型のプランター(高さ30cmを目安に)であればミニ大根を育てることができると思いますので、深型プランターを用意しました。
サイズは、幅65cm、奥行29cm、高さ32.5cm、土の容量は35リットルの深型プランターを使っています。
用土は一般的な野菜用の園芸用土を使っています。
また、水はけが良くなるように、プランターにはあらかじめ鉢底石を適量入れて、排水性が高くなるようにしています。
タネまきを行った時期は、9月初旬に行いました。
タネをプランター内の4か所に数粒ずつまき、4株分まとめて育てていく予定です。
タネまき後は日当たりが良く風通しの良い環境にプランターを置いて、水をたっぷり与えて栽培スタートです。
ミニ大根の発芽と間引き
ミニ大根の発芽後の手入れ
タネまきをしたミニ大根は、発芽後、本葉が3枚から4枚あたりから徐々に間引いていき、本葉5枚から7枚ほどで、最終的に勢いの良い芽を1本残して1本立ちにしています。
間引いた後は必ず株元に土寄せをして、株がふらふらとぐらつかないようにすることがポイントです。
間引きが遅れると株の生育も遅れてしまいますので、間引くタイミングに注意しながら手入れを行っていきます。
ミニ大根の肥料
ミニ大根に与える追肥
ミニ大根に肥料を与えるタイミングは、最終的な間引き後の1本立ちにした段階で与えています。
追肥の作業は、緩効性の固形肥料を株元付近に適量ばらまき、土と軽く混ぜてから1本立ちにした株の株元に土寄せをすると効果的です。
または、土寄せ用として新たに用意した少量の培養土に、適量の緩効性の固形肥料を混ぜておき、その土を使って土寄せと追肥を同時に行うと、土寄せと追肥の作業の負担を軽減することが出来ますので、こちらの方法もおすすめです。
初めての追肥後は、株の生育具合を観察しながら補助的に液体肥料も与えています。
液肥を与える頻度はそれほど多くはありませんが、補助的に与えると生育には効果的だと思います。
ミニ大根の収穫
ミニ大根の収穫時期
ミニ大根の収穫は、立ち上がっていた葉が倒れて外側の葉が横へ開いてきたら収穫時期の目安になります。
9月の秋まきで栽培を始めた場合は収穫時期は冬季になります。
ミニ大根は収穫が遅れると、スが入ってしまうこともありますので、収穫のタイミングを逃さないように注意しましょう。
収穫の仕方は、株元の葉を掴んで慎重に引き抜くようにして収穫します。
ミニ大根は簡単に引き抜くことができますので収穫が手軽に楽しめると思います。
ミニ大根はその品種名の通り、サイズが短いのが大きな特徴になりますので、料理に使いきることができる手頃なサイズが魅力になります。
ミニ大根の害虫対策
防虫ネットを使って害虫を防ぐ
ミニ大根やカブなどのアブラナ科の野菜は、害虫の食害に合いやすいので注意が必要です。
害虫の食害には物理的に害虫を防ぐことの出来る防虫ネットが有効です。
プランターでの栽培では、防虫ネットをプランターに被せて隙間なくしっかり取り付ければ、手軽に害虫対策が行えます。
防虫ネットはタネまきの段階から早めに取り付けておくと、より害虫に対する効果を発揮してくれますので、早い段階から防虫ネットを取り付けることがおすすめです。
ミニ大根の病気の予防
栽培環境を整えることで病気の発生を防ぎやすくなります
ミニ大根の栽培では病気にかかることは少ないように思いますが、軟腐病にかかってしまうことがあります。
軟腐病を予防するには、排水性を良くするようにし、日当たりが良く風通しの良い環境で育てることが有効です。
ミニ大根のプランター栽培では、水はけをよくするために、鉢底石を使うことがおすすめです。
はじめにプランターに鉢底石を適量敷いた後、その上に園芸用土を入れると水やり後の排水性が良くなりますので鉢底石がおすすめです。