小玉スイカの育て方 あんどん仕立てで育てる西瓜

How to Grow Watermelon | Cultivation

スイカは ウリ科 スイカ属 に分類される果実的野菜になります。
原産地はアフリカ大陸のようです。
スイカの栽培は広い畑での栽培が有利ですが、家庭菜園で鉢植えで育てる場合でも工夫して栽培と収穫とを楽しむこともできます。

スイカはツルが長く伸びるので、鉢植えであんどん仕立てで栽培をする場合は、ツルを上手にあんどんに誘引していく必要があります。
このページでは鉢植えで育てる小玉スイカの育て方を記載しておりますので、小玉スイカの栽培の一助としてお役立てください。

小玉スイカの苗の植え付け

小玉スイカの苗の植え付け
小玉スイカの苗の植え付け

Watermelon | Planting

小玉スイカの苗を用意しましたので、さっそく苗を丸型のプラスチックプランターに植え付けました。
鉢は「菜園ポット380」(アイカ製)で、土の容量が約21リットル入る丸型のプラスチックプランターを使用しています。
サイズは径が38cm、高さが35cmのようです。

植え付けに使った土は、一般的な野菜などで使われる園芸用土を使っています。
また、鉢にはあらかじめ鉢底石を適量入れて、水はけが良くなるようにしています。
小玉スイカの苗を植え付け後は、日当たりが良く風通しの良い環境に鉢を置いて、たっぷり水を与えて栽培スタートです。

小玉スイカの親ヅルの摘心

Watermelon | Plant Care

小玉スイカの仕立ては、親ヅルを摘心して子ヅルを伸ばすようにしています。
摘心は、本葉5枚程度を目安にして親ヅルの先端を摘心し、摘心後、伸びてきた子ヅルは3本残すようにしています。
それ以外の子ヅルは、すべて取り除くようにしています。

親ヅルを摘心した後は、鉢にあんどん支柱をセットして、伸びてきた子ヅルを随時、誘引していきます。

親ヅルの摘心後に伸びてきた子ヅル3本を中心に、今後は花を咲かせて着果させていきます。
子ヅルは互いに絡み合わないように、バランスよく子ヅルをあんどんに誘引しながらツルの管理をしていきます。

孫ヅルは、あんどん仕立てにした樹形全体の風通しが悪くなってしまいますので、すべて取り除くようにしています。

小玉スイカの人工授粉

Watermelone | Flowers

小玉スイカは黄色い花を咲かせ、雄花と雌花とを咲かせます。
花は雄花と雌花とがあり、雄花は花の下の部分に膨らみがなく、雌花は花の下の部分に膨らみがあることで区別することができます。

小玉スイカは人工授粉をして着果させることが推奨されていますので、人工授粉を行っています。
人工授粉は早朝に行うことが有効とされています。
人工授粉の具体的な方法は、初めに雄花を摘み取ってからすべての花弁を取り除きます。
次に雌花の柱頭に、雄しべの花粉を均等に優しくこすり付けて人工受粉は完了です。
人工受粉が成功すると、やがて着果して小玉スイカの実が付きます。

着果させる位置は伸ばした子ヅルの15節目以降に着果させるようにしていますので、15節目以降に咲いた雌花に人工授粉させています。
15節目以降に咲いた雌花に人工授粉をする理由は、15節目あたりまで子ヅルが伸びていれば、株が充実して根も良く育っているため、着果も安定すると考えるためです。
15節目より手前に咲いた雌花は摘み取るようにすると、株の負担を軽減できますので、15節目より手前に咲いた雌花は摘花しています。

あんどん仕立てで栽培をする場合は、子ヅルが伸びてくると何節目かを数えるのが難しくなってきますので、5節ごとに子ヅルに目印を付けておくことも有効です。
また人工授粉を行った日をカレンダーなどに記録をしておくと、小玉スイカの収穫日の目安になりますので、人工授粉をした日にちを記録をしておくことが有効です。

小玉スイカの肥料

Watermelone | Fertilizer

小玉スイカに与える肥料は緩効性の固形肥料を与えてています。
追肥の時期は、初めに着果した小玉スイカが5cmほどの大きさに育った頃を目安に与えています。

追肥の方法は、株元より少し離れた辺りに適量の固形肥料をバランスよくまいた後、軽く土と混ぜて施肥は完了です。
肥料の与えすぎもよくないので、肥料の分量は取扱欄を参考にして適量を施すようにしましょう。

2回目の追肥は、1回目の追肥より20日ほど日にちを空けることを前提として、ふたつ目に着果した小玉スイカが5cmほどの大きさにに育った段階で、ひとつ目の着果の際の追肥の作業と同じように、株元より少し離れた辺りに適量の固形肥料をバランスよくまいた後、軽く土と混ぜて施肥は完了です。

小玉スイカの収穫

Watermelon | Harvest

小玉スイカは着果後に徐々に大きく成長してきますので、大きく育った実が落下してしまわないように、ネットなどを使って実を支えてあげることが有効です。

小玉スイカの収穫の目安は、人工授粉をしてから30日から40日ほど経過したものを収穫しています。
収穫の目安としては、巻きひげが茶色く変色して枯れている状態になっているかを確認することも収穫の目安になります。

小玉スイカの病気の予防

Watermelon | Sickness

小玉スイカの栽培では、葉がうどんこ病にかかってしまうことが多い印象です。
うどんこ病は、日があまり当たらなかったり風通しが悪い場合に発生してしまう印象がありますので、日当たりが良く風通しの良い環境で栽培をすることがうどんこ病の予防には有効です。

小玉スイカのあんどん仕立てでは、葉やツルが混み入ってしまうことがありますので、うどんこ病にかからないように注意しましょう。

小玉スイカの害虫対策

Watermelon | Insect

小玉スイカの栽培ではウリハムシの被害に合うことが多い印象です。
ウリハムシは、スイカやカボチャ、キュウリなど、ウリ科の植物の葉を食害する害虫なので、見つけたらこまめに取り除くようにしましょう。
今のところ、目立ったウリハムシの食害には合ってはおりませんので、今後、ウリハムシなどの害虫の被害に合ってしまった段階で追記をしていこうと思います。


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