レモンを育てる | 果樹の栽培

レモンを育てる | 果樹の栽培

レモンを育てる

Lemon Tree

レモンは ミカン科 ミカン属 に属する常緑低木の仲間になります。
常緑低木になりますので、冬になっても葉が紅葉したり、枯れて全て散って落ちることはなく、葉は年間を通して緑色になります。
また、低木に属しますので、鉢植えでの栽培では樹高はそれほど高くは育ちませんが、地植えではそれなりに大きく育ちます。

レモンは、インドが原産地とされてはいますが、現在では世界各地でたくさんの品種が栽培されています。
そして気候を選ばず比較的育てることが容易であることから、果樹の園芸品種としても人気があります。

趣味の園芸においても、自宅の庭に植えて収穫を楽しめる果樹の中でも、レモンは特に人気があります。
日本の気候でも特に難しいことは無く、家庭菜園でも日当たりが良く適切に肥料が施された環境下では、毎年、たくさんのレモンの果実を収穫することも出来ます。

この項では、レモンの品種の栽培の記録を掲載しております。
苗の植え付けから収穫まで、年間を通したレモン栽培のポイントやコツなどを掲載しております。

 

目次

レモンの新苗の植え付け

レモンの苗木を購入して早速植え付けました。

レモンの植え付け
レモンの植え付け

鉢は丸型のプラスチックタイプのポットになります。
直径は約30cmで高さは29.5cm、土は11リットルほど入れられます。

レモンの植え付けは11月に行いました。
用土は一般的な花や野菜用の園芸用土を使っています。
植え付け後は日当たりが良く、風通しの良い場所に鉢を置いて栽培スタートです。

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レモンの花

レモンのは花、春に開花が始まり白い花を咲かせます。
他の柑橘系の果樹の花と同じような花形になり、グレープフルーツや柚子などの花と似ています。

レモンの花
レモンの花

株の大きさに対して蕾が多く付いていると感じる場合は、摘蕾して蕾を落とすことが有効です。

レモンの果実はひとつの実がなるのに葉が25枚程度必要とされますので、花がたくさん咲けば実もたくさん収穫できるということではないので、摘蕾して蕾の量を調整しつつ花を咲かせることが有効です。

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レモンの実の収穫

レモンは自家結実性であるため、1本でも実を付けることが出来ます。
レモンの実は、果実1個に対して葉が20枚から25枚ほど必要と言われています。
そのため、レモンの実が葉の数に対して多く付いている場合は、小さなうちに摘果して実を取り除くようにします。

レモンの実は初めは濃い緑色をしていますが、熟して来ると段々と黄色に変色していきます。
収穫時期は10~12月頃で、開花後からおよそ6カ月程度で実を収穫できるようになります。
収穫のタイミングは果皮が緑から、鮮やかな黄色へと変化した頃合いが収穫時です。
開花から収穫まで約半年ほどかかりますので、気長にレモンの実が熟すのを待ちましょう。

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レモンの肥料

レモンの栽培に限らず、実のなる植物の栽培では追肥が大事です。
苗の植え付け時に使用した一般的な園芸用土には、もともと肥料成分が含まれている商品が多いので、苗の植え付けから2カ月程度の期間は追肥の必要はありません。

レモンに与える追肥は、住友化学園芸の「マイガーデンベジフル」という商品名の固形肥料を使っています。
「マイガーデンベジフル」は、株元にばらまくだけで肥料の有効成分を株に届けることが出来ますので、追肥の作業の負担を大いに軽減してくれますので、オススメの肥料になります。

鉢植えの場合では、基本的に年4回追肥を与えることが有効ですので、
3月、6月、9月、11月を目安に肥料を与えるようにします。
「マイガーデンベジフル」の肥料の有効成分は、約3カ月程度持続しますので、
上記の月を目安に施肥をするようにします。

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レモンの枝の剪定

レモンの枝の剪定は、1月から2月に行うようにします。
鉢植えでの栽培では、樹形は場所を取らない「変則主幹形」になるように剪定を行うことがおススメです。

樹形の形は一般的な果樹の栽培と同様に、株全体に日が当たりやすい形に整えることが理想です。
交差している枝や下方向に伸びている枝混みあった枝や枯れ枝、葉のない枝など切り落とし、枝を切り詰めるようにして樹形を管理します。
また、枝を長く切りすぎないように注意することも大切です。

残す枝のポイントとしては、春に伸びてきた枝は、カットしないように気をつけます。
新しい枝を残しておくと、翌年の春に花をつけ、実がなっていくはずです。
前年に伸びて実をつけ終えた古い枝は、剪定してかまいません。

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レモンの枝の冬剪定

育てているレモンの木は、「変則主幹形」になるように育てています。
「変則主幹形」は、樹高を抑えながら枝を横方向に長く広がるように育てる「開心自然形」とは違い、樹高を少し高くする代わりに、枝を横方向にはあまり長くは伸ばさないスリムな育て方になるので、栽培スペースが限られている場合に適した仕立てになります。

まずは苗木の段階で、地際から40cmくらいの長さで主幹を切り戻して切り詰めています。
主幹を初めに切り詰めておくと、横枝の成長も早い段階から促すことが出来ますので、苗木が40cm以上に育った段階で主幹を切り詰めるようにします。
主幹の背丈を40cm程度に切り戻した頃からが、本格的な栽培の始まりだと言っても過言ではないでしょう。

では実際にレモンの鉢植えの剪定に取り掛かります。
レモンの剪定時期は1月から2月の冬季が適していますので冬に行いました。

剪定前のレモンの鉢植え
剪定前のレモンの鉢植え

写真はレモンの苗木の植え付けから翌年、冬の鉢植えの様子です。
株元より何故かもう一本幹が育ってしまいました。
もともとあった主幹の成長が阻害されそうなので、新たに伸びた幹と、株元付近の余計な横枝は株元でカットしました。

新たに伸びた幹
新たに伸びた幹

そして残りの横枝も理想的な変則主幹形になるように、何本かを残して余分な枝を剪定して切り落としました。
あとは主幹がさらに伸びつつ側枝も同時に成長して行けば、樹形が整ってくるかと思います。
剪定後の樹高は80センチメートル、主幹から伸びる側枝は3本になります。

剪定後のレモンの鉢植え
剪定後のレモンの鉢植え
余分な株元の幹を剪定して切り落とす
余分な株元の幹を剪定して切り落とす

今のところは、この程度の剪定で良いかと思います。
また来年の冬には、徒長枝やからみ枝が伸びることが予想されますので、更なる枝の剪定はまた来年の冬に行うこととします。

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レモンの害虫駆除と病気の予防

レモンの栽培で特に気を付けるべき害虫は、なんといってもテッポウムシですね。
カミキリムシの幼虫はテッポウムシとも呼ばれ、レモンなどの幹に丸い穴を開けてしまいます。

やがてテッポウムシは幹の中をトンネル状に食害していき、幹に空けられてしまった穴からは、木くずや糞が排出されます。
テッポウムシの食害が進むと、枯れて株が枯死してしまうこともありますので注意が必要です。

テッポウムシの食害
テッポウムシの食害


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レモンのコンパニオンプランツ

レモンなどの果樹は、コンパニオンプランツとしてニンニクとの相性が良いようです。
さっそくレモンのコンパニオンプランツとしてニンニクを株の傍らへ植え付けてみました。

レモンのコンパニオンプランツとしてニンニクを株の傍らへ植え付け
レモンのコンパニオンプランツとしてニンニクを株の傍らへ植え付け

ニンニクの植え付け時期は秋が一般的ですので、秋に出回る種子用のにんにくを植え付けましょう。
ニンニクは、株間は10cmから15cm程度とされていますので、鉢植えに余裕がある場合は寄せ植えをしても面白そうですね。
※ニンニクは草丈が40cm程度に成長しますので、草丈の低い果樹はもう少し成長した段階でニンニクを植え付けるようにします。

コンパニオンプランツとしてのニンニクの効果は、抗菌作用、殺菌作用があり土壌を良くする効果とともに、黒星病などの病気の予防にも役立つとされています。
そしてコガネムシやネキリムシの忌避効果もあると言われていますので、鉢植えで栽培している果樹には効果的ですね。

以前、地植えで栽培していたレモンはテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)の食害にあったことがありましたので、カミキリムシを寄せ付きにくくする効果もあると良いのですが、カミキリムシに対するニンニクの忌避効果にも期待しています。
ニンニクのコンパニオンプランツとしての効果は、レモンの栽培を継続しながら観察中です。

コンパニオンプランツに関しての注意点

コンパニオンプランツについて・Companion Planting

・コンパニオンプランツは、植物の相性や特徴を利用した栽培方法になりますが、必ず防虫効果や病気の予防効果が得られるとは限りません。
・一般的に相性が良いとされる寄せ植えの組み合わせが、必ずしも正しいとは言えない場合もありますのでご注意下さい。
・それぞれの植物の生育状況などにより、コンパニオンプランツとしての効果が十分に得られない場合もあります。
・コンパニオンプランツを目的とした混植は、あくまで植物栽培の補助的なものとして行うことが望ましいです。
・また、記載したコンパニオンプランツとしての組み合わせが、悪い効果、悪い結果を生み出してしまう可能性もありますので、混植は自己責任でお願いします。

これらの点に留意しながら、キッチンガーデン作りを楽しみしましょう。

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レモンの増やし方

レモンは、接ぎ木や挿し木で株を増やすことができます。
一般的にはカラタチを台木にして接ぎ木で増やすことが多い印象ですが、挿し穂を使った挿し木でも増やすことは出来ます。

レモンの挿し木の方法は、現在チャレンジ中で写真撮影しながら栽培継続中なので、挿し穂を使った挿し木が成功した段階で、レモンの挿し木のやり方を掲載予定となります。

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レモンの冬越し

レモンの木は、鉢植えでもそのまま屋外で越冬することが出来ます。
特別な寒冷地を除き、ある程度の寒さには対応が出来ます。
ただし、積雪時などでは鉢植えに積もってしまった雪は取り除いてあげるようにします。

冬越し中のレモンの鉢植え
冬越し中のレモンの鉢植え

冬越し中は、株は休眠状態となり成長はほぼ止まります。
冬季においては水やりは、鉢植えの土が乾ききる前に水を与えるようにして、分量は鉢底から少し流れ出る程度の水を与えるようにしましょう。

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レモンを料理で使う

収穫したレモンの実は料理やドリンクに使うことが出来ます。
採れたてのレモンはとてもフレッシュで爽やかな風味が特長です。
自分で栽培することによって、新鮮なレモンをすぐに料理に使えるところが良いですね。

レモンを料理で使う
レモンを料理で使う

料理の種類としては、魚料理ではソテーやムニエルに添えたり、肉料理では揚げ物に添えたり、ドリンクでもレモネードやレモンティーなどに使われており、
たくさんの料理でレモンは相性がよく、レモンの輪切りや絞った果汁などの使用頻度はとても高いですね。

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レモネード

レモンを使ったドリンクではレモネードはとても人気がありますよね。
アメリカでは子供たちがレモネードスタンドで作ったレモネードを、大人たちが協力して購入する光景をしばしば見かけます。
レモネードスタンドの取り組みは、子供たちにビジネスの考えや、
チームワークの必要性を学ばせる良い機会になると考えられています。

レモンを使ったドリンク「レモネード」
レモンを使ったドリンク「レモネード」

さて、レモネードのレシピとしては、
冷水にレモン果汁とシロップを加えて炭酸で割るだけのシンプルな物です。、
レモンの酸味とシロップの甘さ、そして、さっぱりした炭酸が絶妙なソフトドリンクの種類になります。

レモンの栽培では木が大きく育ってくると、収穫できる実の量も増えてきますので、レモネードをたくさん作って、ドリンクで消費することもオススメです。
子供たちにレモネードを作らせて大人たちが積極的に買ってあげれば、子供たちにとってはお小遣い稼ぎの良い経験が得られますよ(笑)

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