ソラマメの品種紹介
ソラマメ(そら豆)は、マメ科ソラマメ属 の一年草になります。
地中海沿岸から中央アジアにかけてが原産地とされています。
ソラマメノの名前の由来は、さやが空に向かってつくため「空豆」、または、さやの形が蚕に似ていることから「蚕豆」、などと呼ばれています。
ソラマメの栽培は、家庭菜園においても、とても人気のある野菜になります。
家庭菜園初心者でも、そら豆の栽培はそれほど難易度は高くはありませんので、収穫したソラマメは、そのまま塩茹でしたり、炒め物にしたりと、料理の種類も豊富ですのでお勧めします。
家庭菜園での野菜作りは、SDGs(エスディージーズ)、持続可能な開発目標の取り組みとしても注目されております。
食糧問題やフードロスの問題など、野菜を育てることによって自給自足を行えますので、家庭菜園は植物を育てることの有意義さを体感できると思います。
目次
ソラマメの種蒔き
連結ポットに、ソラマメの種を一粒ずつ蒔きました。
ソラマメの種は、おはぐろ(黒い部分)の部分を斜め下に向けて、土に差し込むようにします。
覆土は浅めにして、種が少し見えるくらいに挿します。
種にかける覆土が深いと、発芽率が悪くなります。
後は水を与えて半日陰で風通しの良い場所で発芽を待ちます。
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ソラマメの苗の植え付け
連結ポットからプランターへ植え替え
発芽した芽が、苗と呼べるほどに成長した段階で植え付けます。
苗は本葉が3枚から4枚くらいを目安に植え付けるようにします。
ソラマメの苗は、プラスチックプランターに植え付けました。
株間は30cmから40cm程度で植え付けますが、写真ではプランタースペースの都合上、20cm程度で植え付けています。
株間が狭いと成長するにつれて葉が混みあってしまったり、病害虫の発生頻度が高くなってしまうこともありますので注意が必要です。
プラスチックプランターは、容量が40リットル程度のプランターに植え付けました。
苗の植え付けが完了したら、後はたっぷり水を与えて作業は終了です。
日当たりが良く風通しの良い場所を見つけて栽培を継続します。
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ソラマメの土寄せと追肥
4月初旬を目安に、1株3本から4本を目安に枝を間引いて株元へ土寄せします。
写真は、草丈が30cmほどに伸びているソラマメのプランターになります。
30cm程度の草丈を目安にして、枝を間引いて株元に土寄せをするようにします。
枝を間引くことによって、栄養の分散を防ぎ、そら豆のサヤを大きく成長させることに繋がりますので、枝は適切な数に間引いて本数を調整することが大切です。
土寄せする土にはあらかじめ固形肥料を混ぜておくようにすると、土寄せと追肥を同時に行えますので効率的です。
株元に土寄せをすることによって、成長するにつれて根が地表へむき出しになることを未然に防ぐことができます。
写真は緩効性の固形肥料を株元にまいた様子です。
固形肥料の分量は、プランターの用土の容量を目安に、肥料の取扱い欄を参考にして与えるようにします。
※肥料の与え過ぎは野菜の成長に悪影響を及ぼしますので、肥料の分量は、プランターの土の容量を参考にして、適切な量を与えるようにしましょう。
固形肥料をまいたら、その上に土寄せするための土を新たに適量追加してプランターに入れます。
新たに入れた土とまいた肥料を軽く混ぜて、株元に土寄せする方法が効率的です。
追肥で与える固形肥料は、野菜の栽培に適した肥料を使うことが効果的です。
園芸屋さんではたくさんの種類の肥料が販売されておりますので、野菜の栽培に適した物を用意しましょう。
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ソラマメの支柱
ソラマメの栽培では株の成長に合わせて支柱を立てる必要が有ります。
写真では草丈30cm程度を目安に支柱を立てました。
プランターに支柱を挿して、ビニール紐で囲むようにして、葉の広がりを抑えるようにします。
また、風雨の影響で枝が倒れて折れないように、枝を支えてあげるようにします。
もう少し草丈が高くなったらもう一段分、ビニール紐で囲むようにします。
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ソラマメの摘芯
ソラマメの背丈が60cmから80cmを目安に、茎の先端を摘芯して成長を止めるようにします。
このように摘心をする頃には花が結実して、さやが空を向いている時期だと思います。
さやはやがて重みで垂れ下がり、横向きから下向きになってきた頃が収穫時期の目安になります。
しかし、プランターでの栽培では、草丈がそれほど高くならない場合があります。
高く成長したとしても、60cm程度で枝の成長が止まってしまうこともあります。
草丈が高くならない原因は、日当たりが十分ではない場合が多いです。
ソラマメの栽培では少しでも日当たりの良い場所を見つけて栽培を継続することが大切です。
また、追肥と土寄せを適切に行い、株の成長を手助けすることも大切です。
草丈が60cm未満だとしても、実の収穫には至りますが、サヤが小さかったり全体的な収穫量が減ってしまうことがあります。
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ソラマメの収穫の収穫
ソラマメの収穫方法
ソラマメの収穫は、サヤがよくふくらんできて横向き~下向きになってきた頃が収穫の目安です。
さやの背の筋が黒褐色になってきたら収穫時期になります。
さやの根本をハサミでカットして、収穫サイズまでに育ったサヤを順に摘み取りましょう。
ソラマメの収穫では、サヤが大きく育たずに3粒ではなくて、2粒や1粒しか実らないこともあります。
サヤが大きく育たずに、中に3粒しっかり実らない原因としては、日当たりと追肥の二つの要因が大きいと思います。
ソラマメに限らず野菜の栽培では何と言っても日当たりは大事ですね。
そして野菜は一般的なハーブの栽培とは違ってしっかり追肥を行うことが重要です。
これらの点に注意して栽培をすることが、収穫量の増加に繋がりますので、栽培環境を整えることと、追肥の計画はしっかりと行いましょう。
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ソラマメの害虫駆除と病気の治療
ソラマメのアブラムシとうどんこ病の予防
ソラマメの栽培ではアブラムシの被害にあうことが多いです。
アブラムシは見つけ次第、地道に歯ブラシを使って取り除くことが効果的です。
アブラムシは、放っておくと、どんどん増えてきますので、たくさん増えてしまわないように定期的にアブラムシを取り除きましょう。
病害虫の予防には、日当たりが良く風通しの良い環境で栽培をすることが有効です。
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ソラマメを料理で使う
収穫したソラマメは、いろいろな料理で使うことが出来ます。
ソラマメをそのまま塩茹でしたり、炒め物にしたり、そら豆ご飯を炊いたりと、料理のバリエーションも豊富です。
まずはシンプルに収穫したソラマメは塩茹でで食べることをお勧めします。
ソラマメの塩茹では、ソラマメの風味をシンプルに楽しめ、調理も簡単ですのでお試しください。
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