How to Grow Watermelon | Cultivation | Kitchen Garden
スイカは ウリ科 スイカ属 に分類される果実的野菜になります。
原産地はアフリカ大陸のようです。
スイカの栽培は広い畑での栽培が有利ですが、小スペースの家庭菜園(キッチンガーデン)でも地植えして栽培と収穫とを楽しむことができます。
スイカはツルが長く伸びるので、キッチンガーデンなどの家庭菜園で栽培する場合は、伸びたツルを管理するためにある程度のスペースが必要になります。
実の収穫に至るまでのツルの長さは数メートルになりますが、伸びたツルを上手に管理すればスイカの収穫を楽しむことができます。
このページでは家庭菜園で地植えで育てる小玉スイカの育て方を記載しておりますので、小玉スイカの栽培の一助としてお役立てください。
小玉スイカの苗の植え付け

Watermelon | Planting | Kitchen Garden
小玉スイカの苗を用意しましたので、さっそくキッチンガーデンに作ったレイズドベッド(畑)に地植えしました。
写真の真ん中が小玉スイカの苗です。
我が家の庭に作った小さなレイズドベッド(畑)なので、栽培スペースが限られますが、ツルはレイズドベッド(畑)より飛び出して庭の砂利を敷いた上に子ヅルを這わしていこうと考えております。
レイズドベッド(畑)の土は、一般的な野菜などで使う園芸用土や腐葉土を使っています。
レイズドベッド(畑)の日当たりは好条件とはいきませんが、半日陰の環境でもないといった感じなります。
小玉スイカの苗を植え付け後は、たっぷり水を与えて栽培スタートです。
小玉スイカの親ヅルの摘心

Watermelon | Plant Care | Kitchen Garden
写真は親ヅルを摘心した後の小玉スイカの様子です。(写真の真ん中)
地植えした苗は、すでに本葉が5枚以上付いていましたので、植え付けと同時に本葉を5枚程度残して親ヅルの先端を摘心しました。
小玉スイカの仕立ては、親ヅルを摘心して子ヅルを伸ばすようにしています。
摘心は、本葉5枚程度を目安にして、親ヅルの先端を摘心し、摘心後、伸びてきた子ヅルは3本残すようにしています。
それ以外の子ヅルは、すべて伸ばさずに取り除いています。
親ヅルの摘心後に伸びてきた子ヅル3本を中心に、今後は花を咲かせて着果させていきます。
子ヅルは互いに絡み合わないように、バランスよくツルの間隔を均等に空けて管理しています。
孫ヅルは、着果した節目まではすべて伸ばさないようにしておりますので、孫ヅルが伸びてきた段階で随時、取り除いています。
着果した節目以降は、孫ヅルを残していますが、孫ヅルが混み合って日当たりや風通しが良くないと感じられる場合は、孫ヅルを部分的に取り除いています。
小玉スイカの人工授粉
Watermelone | Flowers | Kitchen Garden
小玉スイカは黄色い花を咲かせ、雄花と雌花とを咲かせます。
花は雄花と雌花とがあり、雄花は花の下の部分に膨らみがなく、雌花は花の下の部分に膨らみがあることで区別することができます。
小玉スイカは人工授粉をして着果させることが推奨されていますので、人工授粉を行っています。
人工授粉は早朝にに行うことが有効とされています。
人工授粉の具体的な方法は、初めに雄花を摘み取ってからすべての花弁を取り除きます。
次に雌花の柱頭に、雄しべの花粉を均等に優しくこすり付けて人工受粉は完了です。
人工受粉が成功すると、やがて着果して小玉スイカの実が付きます。
着果させる位置は子ヅルの15節目以降に着果させるようにしていますので、15節目以降に咲いた雌花に人工授粉させています。
15節目以降に咲いた雌花に人工授粉をする理由は、15節目あたりまで子ヅルが育っていれば、株が充実して根も良く育っているため、着果も安定すると考えるためです。
15節目より手前に咲いた雌花は摘み取って、株の負担を軽減させています。
子ヅルが伸びてくると何節目かを数えるのが難しくなってきますので、5節ごとに子ヅルに目印を付けておくことも有効です。
また人工授粉を行った日を記録をしておくと、小玉スイカの収穫日の目安になりますので、人工授粉をした日にちをカレンダーなどに記録をしておくことが有効です。
小玉スイカの肥料
Watermelone | Fertilizer | Kitchen Garden
小玉スイカに与える肥料は緩効性の固形肥料を与えていてます。
追肥の時期は、初めに着果した小玉スイカが5cmくらいに育った頃を目安に与えています。
追肥の方法は、株元より少し離れた辺りに適量の固形肥料をバランスよくまいた後、軽く土と混ぜて施肥は完了です。
肥料の与えすぎもよくないので、肥料の分量は取扱欄を参考にして適量を施すようにしましょう。
2回目の追肥は、1回目の追肥より20日ほど日にちを空けることを前提として、ふたつ目に着果した小玉スイカが5cmくらいに育った段階で、1回目の追肥の作業と同じように、株元より少し離れた辺りに適量の固形肥料をバランスよくまいた後、軽く土と混ぜて施肥は完了です。
小玉スイカの収穫
Watermelon | Harvest | Kitchen Garden
小玉スイカの人工授粉を行った後、着果するとやがて大きく成長した小玉スイカを収穫することができます。
小玉スイカの収穫の目安は、人工授粉をしてから30日から40日ほど経過したものを収穫しています。
収穫の目安としては、巻きひげが茶色く変色して枯れている状態になっているかを確認することも有効です。
小玉スイカの病気の予防
Watermelon | Sickness | Kitchen Garden
小玉スイカの栽培では、葉がうどんこ病にかかってしまうことがあります。
うどんこ病は、日があまり当たらなかったり風通しが悪い場合にうどんこ病にかかってしまう印象がありますので、日当たりが良く風通しの良い環境で栽培をすることがうどんこ病の予防には有効です。
また、子ヅルや孫ヅルが混み合ってくると、うどんこ病が発生しやすくなりますので、適度にツルの間隔を空けることが病気の予防につながります。
小玉スイカの害虫対策

Watermelon | Insect | Kitchen Garden
小玉スイカの栽培ではウリハムシの被害に合うことが多い印象です。
ウリハムシは、スイカやカボチャ、メロンやキュウリなど、ウリ科の植物の葉を食害する害虫なので、見つけたらこまめに取り除くようにしましょう。
株が小さい頃は、ウリハムシの食害によって枯れてしまうこともありますので、苗の植え付けからしばらくの間は特に注意が必要です。