パプリカの育て方 地植えで栽培

How to Grow Bell Pepper | Paprika | Kitchen Garden

パプリカは、ナス科 トウガラシ属、に分類される野菜になります。
パプリカには赤色や黄色などがあり、ヨーロッパでは日常的に料理で使う野菜のひとつとして、色々な料理によく使われている印象です。

このページでは地植えで育てるパプリカの育て方を、写真とともに掲載しておりますので、パプリカの栽培の一助としてお役立てください。

パプリカの苗の植え付け 畑に地植えする

パプリカの苗の植え付け 畑に地植えする
パプリカの苗の植え付け 畑に地植えする

Bell Pepper | Cultivation | Kitchen Garden

パプリカの苗を園芸店で購入して、さっそくレイズドベッド(畑)の一角に地植えしました。
植え付けを行った時期は4月の上旬になります。
レイズドベッドは我が家のキッチンガーデン(庭)に、レンガブロックを積んで作りました。
レイズドベッドに使った用土は、一般的な野菜用の園芸用土と腐葉土とを混ぜ合わせた土を使っています。

パプリカの苗は浅植えが基本になりますので、育苗ポットから取り出した根鉢は深く植え過ぎないように、畑の土の表面より少し根鉢を浮かす程度で植え付けました。
苗を浅植えにすると、栽培日数が経過するとともに株元の根が地表に露出して見えてくることがありますので、そのような時は株元に軽く土寄せをして根を埋めて隠すようにしています。

パプリカの苗を畑に地植えした後は、たっぷり水を与えて栽培スタートです。
地植えでの栽培なので、たくさんの実の収穫が楽しめることを願っています。

苗の植え付けから50日ほど経過したパプリカ
苗の植え付けから50日ほど経過したパプリカ

写真は苗の植え付けから50日ほど経過したパプリカの様子です。
1番花は摘蕾して落としています。
その後、2番花、3番花と花が順序良く咲いていますので、順調に育っているように思います。
2番花、3番花は摘蕾せずに実を付けようと思いますので、そのまま栽培を継続しています。

パプリカの仕立て方 3本仕立て

Bell Pepper | Plant Care | Kitchen Garden

パプリカの植え付け後は株がまだ小さいので、1番花は早めに摘み取って実を付けないようにして、株の成長を優先させています。
栽培の初めは株を充実させることを優先しますので、株の負担を軽減するために1番花は摘み取っています。

2番花、3番花も摘蕾、または摘花することも株を育てることを優先させるためには有効ですが、2番花、3番花の摘蕾はそこまで神経質にならずとも良い気がします。

パプリカは3本仕立てで育ているようにしています。
草丈がある程度の高さに育ってきたら、支柱を1本挿して主幹を支えるように麻紐などで軽く結び、主幹が倒れないように支えます。

仕立て方としては、1番花より下から伸びる脇芽(側枝)が勢い良く育つ良い枝となりますので、1番花より下の側枝2本と主幹の3本仕立てにしています。
選んだ2本の側枝(わき芽)より下のわき芽は全て早めに摘んでかき取って、選んだ側枝2本の成長を促すようにしています。

パプリカの栽培では、主幹と2本の側枝を合わせた3本仕立てが、樹形をまとめやすく管理がしやすいので、パプリカの仕立ては3本仕立てで栽培をすることがおすすめです。

パプリカの花

パプリカの花
パプリカの花

Bell Pepper | Flowers | Kitchen Garden

パプリカの花は、小さな白い花を咲かせます。
パプリカは花付きが良いので、枝の成長に合わせて花数も多くなってきます。
栽培の初めは株を充実させることを優先させるので、株が大きく育つように1番花、または1番花の実は小さい内に摘み取っています。

また、株が大きく成長してくると多くの花を咲かせますが、花数が多すぎると株が疲弊して、既になっている実の成長に影響がでてきますので、花数が多すぎる場合は摘花して花数を調整するようにしています。

パプリカに肥料を与える

Bell Pepper | Fertilizer | Kitchen Garden

パプリカの栽培では、1番花、または2番花、3番花が咲いた頃を目安に追肥を与えています。
追肥の方法は、緩効性の固形肥料を株元付近に適量ばらまいてから、軽く土を被せるようにして追肥を与えています。

あとは株の生育具合を観察しながら補助的に液体肥料を与えることも有効です。
液肥は速効性がありますので、株に栄養を早く届けることが出来ます。

最近花付きが悪いなと感じた時や、実の成長が遅いなどと感じた時、株の成長具合が遅いと感じられるときには液体肥料を補助的に与えてみることも有効です。

このように緩効性肥料の固形肥料と速効性のある液体肥料とを、組み合わせて株に栄養を与えることはとても有効な追肥の方法となりますが、肥料の与えすぎもよくないので、肥料の分量は取扱欄を参考にして適量を施すようにしましょう。

パプリカの収穫

Bell Pepper | Harvest | Kitchen Garden

パプリカの実は一般的な緑色のピーマンよりも収穫までに日数がかかりますので、丁寧に栽培を継続していく必要があります。
赤い実が付くパプリカの場合は、実が綺麗に赤く色付いて収穫サイズになった順に、随時ハサミを使って収穫をしていくようにします。
実が付いたまま収穫が遅れると株が疲弊してしまうので、株の負担を軽減するために、収穫は遅れないようにすることが基本です。

また、花数が多すぎると実が上手く育たないことがありますので、摘花、または摘果をして花数や実の数にも注意しながら管理をしていくことが有効です。

パプリカの病気予防

Bell Pepper | Sickness | Kitchen Garden

パプリカの栽培では、葉や茎に病気が発生してしまうことは少なく感じられます。
病気の予防には、日当たりが良く風通しの良い環境で栽培をすることが有効なので、栽培環境を整えてあげることが病気の予防につながります。

パプリカの害虫対策

Bell Pepper | Insect | Kitchen Garden

パプリカの栽培では害虫に対して強い印象があります。
今のところ目立った害虫の被害には合っておりませんので、実際に害虫による食害などに合ってしまった段階で追記をしていこうと思います。


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